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つれづれの記

日々の生活での印象

5角形(星型)の不思議

2010年02月11日 22時39分22秒 | 日記
2月11日(木)  5角形(星型)の不思議

 つい先日、リンゴ(紅玉)を、興味本位に、横水平に切ってみたら、なんと、中央の芯が、5角形の星型になっていて、それぞれに、タネが入っている! 新たな発見だ。これまでは、食べた後の形から、ぼんやりと、切り口は、6角形とばかり思っていたからだ。

 自然界では、食用のオクラの実も、横に切った断面は、5角形である(丸型のもあるが)。以前、グアムに行った時、スターアップルという木があり、黄緑色の細長い、襞の付いた実がついている。これを横に切ったものを、案内者に見せてもらったが、切り口は、星型だった。又、動物では、海にいるヒトデは、明確な星型であり、バフンウニは、5角形に近い。

 幾何学では、定規とコンパスだけで、図形を作図することが行われてきた。高校時代の幾何の授業でも、正3角形、正4角形、正6角形、正8角形は、比較的容易に作図できたが、正5角形の作図はやった記憶がなく、これまでは、出来る、とは思っていなかった。    360度÷5=72度 を作らねばならないのだが、ネットで色々調べたら、かなり面倒だが、出来るようである。
 作図対象が、更に、上にエスカレートしていくと、正7角形、正9角形、---------と続く。有名な数学者のガウスは、、正17角形の作図方法を発見したという。

 日常生活で、知らず知らず、正5角形を作る時がある。食堂などで、時間があり、無造作に箸袋を折り曲げて、結び目を作ると、これが5角形になるのだ。箸袋の両側が、正しい平行線であれば、その2回の折り曲げで、正5角形になるようだ。
 又、尺八演奏の時に、時々、和服を着るが、男帯を結ぶと、同じような5角形の結び目が出来る。此方は、途中で幅を変えたりするので、箸袋のように綺麗には行かないが---。

 最近、気になっていることだが、自然界で面白い事がある。キャベツの葉が、結球する(球になる)時、次々と連続的にではなく、一つ置きに丸くなっていくようだ。キャベツを料理で使う時、尻の方を見ながら、球の外側の葉から、順次、剥がしていくと、このような仕組みになっているのが、よく分かる。まだ、正確に調査したわけではないが、どうも、5角形になっている。白菜の球の場合も、ほぼ、同様のことが言えるようだ。
 5角形の場合、一つ置きに頂点を回っていくと、2回りして、元に戻る。7角形の場合も同じようになる。成長順序から見ても、連続して回りながら球になる方が、合理的に思えるのだが、何故、このような一つ置きの順序なのか、そして、形のいい5角形なのか、不思議ではある。
 5角形の作図には、√5の長さが必要になるが、√5は、最も美しいとされる、以下の黄金比
1:(1+√5)/2=1:1.618
にも登場する数値でもあり、自然の理に叶っているのかも知れない。

 人工の5角形については、枚挙に暇が無いが、有名な建物では、9.11のターゲットにもなった、米国国防総省ペンタゴンや、函館の史跡 五稜郭などが、挙げられよう。

 冬は星空が美しいと言われる。今夜は、5つの方向に光を放ちながら、きらきらと輝く星たちを、見上げるとしようか。

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