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ロンドンデリーの歌

2022年11月05日 16時47分48秒 | 日記

2022年11月5日(土) ロンドンデリーの歌

 

 

イギリス関連の話題が、時々、伝えられるせいだろうか、この所、イギリス関連の歌について、あれこれ調べているところだ。

最近の下記記事も、その一つで、イギリス関連の歌に触れている。

    「麦畑」の3曲  (2022/10/25) 

  

〇ロンドンデリーの歌

イギリス関連の歌の中で、「ロンドンデリーの歌」が、特に、気になっている。

ロンドンデリーは、アイルランド島の北部にある街の名前であるが、北アイルランドは、現在は、イギリス(UK)を構成する地域の一部になっている。

この歌は、通常、Londonderry Air と呼ばれ、アイルランド島の北部地方の民謡だ。

Air が、どうして「歌」になるのか、いまいち、はっきりしないが、古い辞典で調べても出ていない。

 

日本語に翻訳された、この歌の歌詞は、以下である。津川主一訳の歌詞は、文語調で、やや、硬く、息子を、汝(なれ)と呼んでいる。

夫がすでにいない未亡人が、成長して遠くへ出ていく、我が子の成長を喜びながらも、残される淋しさを、切々と歌っている母親の気持ちが伝わってくることだ。

 

楽譜は、各種あるが、以下は、ヘ長調で、曲の始まりは、音階だと、シドレミーレミラソファミドラである。

コードが、すべて長調で、7コードや、マイナーコードが無いのは、不自然だが、後述する。

 

〇イギリスの地域と民謡

イギリスは、United Kingudom と呼ばれるように、いくつかの王国が連合したものだ。現在のイギリス国旗(ユニオンジャック)は、下図の様な歴史を経て出来ている。 

イングランドと、スコットランドが連合し、それに、北アイルランドが加わったものだ。

ウエールスは、イギリスの旗には含まれず、独自の旗を持っている。

 

 イギリスには、これらの地域を代表する、よく知られた、以下のような民謡があり、手持ちの歌集やネットには、地域名を冠した、〇〇〇〇〇Air等と出ている。

・アイルランド民謡 Airish Air  

    庭の千草  ロンドンデリーの歌(Old Irish Melody)

 ・スコットランド民謡 Scotch Air

    蛍の光(Auld Lang Syne) スコットランドの釣り鐘草 

    ロック・ローモンド

 ・イングランド民謡 England Folk Song

    グリーンスリーブス

 ・ウエールズ民謡 Welsh Folk Song

    とねりこの木立(The Ash Grove)

 日本でも、庭の千草や、蛍の光など、学校などで習って歌っている。

 

〇ダニーボーイ

この「ロンドンデリーの歌」と同じメロディーで、「ダニーボーイ」という歌がある。

 なかにし礼訳の歌詞は、以下だ。

 

この歌詞は、1913年に、ニューヨークで発行され、アメリカの名テノール歌手 マコーマックが、ダニーボーイとして、この歌詞(勿論 英語)で歌って、世界に広まったようだ。以下の二木絃三氏のサイトに、この曲ができた時の、経緯が出ている。

 (ロンドンデリーの歌_ 二木紘三のうた物語.html)

 

歌詞の内容は、ロンドンデリーの歌と、可なり重なっていて、家を出て、祖国のために戦うー息子の無事を祈りながら、家を守って待っている、母親の心情が歌われている。

尚、曲名は、新愛の情を込めた、「ダニー坊や」程の意味という。

 

以下に、ネットで見つけた、ダニーボーイの楽譜を示す。

   

 

前出の、ロンドンデリーの歌の楽譜と比べると、勿論、メロディーは同じなのだが、記されているコードに、マイナーコード(Am、Gm)や、7コード(G7)等があり、曲想が、豊かになっている。

 

 

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