本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

語呂合わせ

2020-07-11 09:02:58 | Weblog
 7月8日は「質屋の日」、7月10日は「納豆の日」とある。いずれも数字の語呂合わせだ。日本語は音節が少ないので同音異義が多い。数字の語呂合わせもそのひとつといえる。

 √2の「一夜一夜に人見ごろ」をはじめ√3の「人並みにおごれや」、√5の「富士山麓オウム鳴く」の平方根の語呂合わせは懐かしい。
 以前は国家予算も語呂合わせしていたもので、例えば1996年度の「75兆1049億2400万円」では(なにごともまずよい暮らし日本の世)とこじつけて自画自賛していた。
 私には(なに72、一応10四苦49で不要24の丸が重なった)と読める。

 日本史でも1192年は「いい国つくろう鎌倉に」とか1854年は「神奈川条約一夜越し」とか覚えたものだ。
 私も考えてみようと、白村江の戦の663年「無を重ねて身が亡ぶ」や吉田松陰等の死刑の1859年は「一夜獄門」などと作ったものだ。
 シェイクスピアの生年と没年は「ひとごろし1564年」と「いろいろ1616年」だ。覚えやすいのですぐ浮かぶ。

 数字以外で同音異義の面白い句がある。「昼からはちとかげもり雲の峰」。
 この中に七つの生き物が隠されている。蛭、蜂、トカゲ、蟻、蜘蛛、蚤はすぐわかるだろうが、なかなか浮かばないのが、シンブルな単語の「蚊」である。
 ネズミである「子(ね)」は入らんのか、と言った友人がいた。これらの生き物の名と平仄が合わないから無理だな。