本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

あるオノマトペ

2020-05-26 08:56:29 | Weblog
 コリン・ジョイス著『「ニッポン社会」入門』に擬声語・擬態語について触れていた。
 「イライラ」や「シクシク」などのオノマトペのことだが、「おなか、ペコペコ」も取り上げていた。

 日本語にはオノマトペは多いと思うが、実は韓国語も多いようだ。
 先の「ペコペコ」だが、韓国語の「ペ」は腹、「コプ」は減るで、「ペコプタ」が(腹へった)となる。となれば「ペコペコ」は韓国語が語源か。

 ついでに「ウル(タ)」は泣くことだが、日本語でも「ウルウル」と泣く。韓国語の「スクスク」はグングンとかニョキニョキとかのオノマトペだが、日本語でもグングンとまでは伸びないがスクスクと育つ。
 漢字を語源としないオノマトペが両国で似ているのは日韓併合に関係があるか。

 冒頭の本で著者がお気に入り日本語表現ベストワンは「おニュー」という。英単語に丁寧語の「お」のかけあわせにユーモアとアイロニーが含まれているそうだ。