本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

身辺雑話

2006-06-23 15:34:07 | Weblog
 近所の鹿打ち名人の建具屋のおっさんが鹿のロースを持ってきた。薄く切って炙り、塩とレモンで食べると旨い。鹿の焼肉が夕餉の食卓に載るなんて考えもつかなかった。
このおっさん、この地の方言丸出し。「最近、鹿はバサロ(すごい、沢山という意)イミル(増えるという意)でぇ」なんて言う。
 私も牛舎の前を通ると、飼料を食んでいる乳牛に「バサロ、乳出せよ」、「子牛イミルか」と言って悦に入っている。

 駐在所のヒマわり、いやおまわりさんは珍しく仕事(?)の一件で忙しかったらしい。仕事とは、管轄地区の神社の狛犬が盗まれるという事件だ。結構、古い代物らしいが、金になるものかな。世に様々な好事家がいるけど、欲しくても故買は罪ですからね。
 例によって「今、泳がせているバイ」と言う。ついでに「狛犬の数量の単位は知っているかのう。一基、二基というんじゃ」とか「狛犬はオス、メスの二つを一対というんじゃ」とか「神社とお宮の違いはわかるかのう、お宮は敬称なんじゃ」とか、ばかばかしいことを平気で言う。捜査の過程で知ったのだろうが、今まで知らなかったということだ。 まァ、酒の上だから埒もないとは言いませんけど。