ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

パラオ。今、私たちに出来る追悼は、

2015-04-10 06:33:09 | 日記
  【………この度のパラオ共和国訪問が、両国間にこれまで築かれてきた友好協力関係の、
   更なる発展に寄与することを念願しています。
   私どもは、この機会に、この地域で亡くなった日米の死者を追悼するとともに、
   パラオの国の人々が、厳しい戦禍を体験したにもかかわらず、戦後に、慰霊碑や墓地の清掃、
   遺骨の収集などに尽力されてきたことに対し、大統領閣下はじめパラオ国民に、
   心から謝意を表したいと思っております。………】

この度、天皇皇后両陛下がパラオを訪問して下さいました。
パラオご訪問の【天皇陛下おことば】が、誠に嬉しい おことばでしたので、
一部抜粋させていただきました。
本当にありがたいことだと思っています。

また、
  【太平洋に浮かぶ美しい島々で、このような悲しい歴史があったことを、
   私どもは決して忘れてはならないと思います。】
という おことばも頂きました。

当時の教育からすれば、
『天皇陛下万歳』と、いのちを断った兵士も数多くいたはずです。
祖国を守るべく戦地に赴き、帰らぬ身となった兵士たちの「みたま」にも、
両陛下の追悼の想いが、きっと届いたことと思います。

4年前の東日本大震災の際、両陛下は福島県も訪問下さって、原発事故で避難されている場所を
訪れて下さいました。
私は、その時の両陛下の「立ち位地」というか「目線・まなざし」に深い感銘を覚えたことが、
忘れられません。
膝を折り、避難者の目線に合わせての「お見舞い・励まし」のお言葉。
家族を失った方への寄り添い。
いままで、この様に“寄り添った”訪問をして下さった方を目にしたことがありません。
本当に、ありがたいことだと涙したのです。

両陛下は、「体調は必ずしも万全ではない」とのことですが、
“どうか、お健やかで”
と申し上げたく存じます。

パラオ。あの美しい海と島々。
激しい戦闘が行われ、幾つもの島で日本軍が玉砕。
日本の兵士だけでも約1万人の戦死者を出しています。

この兵士たちへ、今、私たちの出来る追悼は、
憲法前文の
政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し
『第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。』
この憲法を守ることだと思います。
                                    〈ゴマメのばーば〉
コメント (2)
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