不法移民流入と貿易赤字でトランプ、メキシコを責め立てています。
マスコミはトランプの排他主義の典型にしたいのでしょうがそれはちょっと見当違い。
米国にとりメキシコが問題なのを主張している点では米国のリベラルも同じです。
まず経済学者のスティグリッツ。
NAFTAのせいでメキシコでは格差が広がり貧困は悪化したが、悪いのは非関税にしたのに競争力強化の努力を怠ったメキシコだそうです。
ニベもない、メキシコを馬鹿にしきっています。
次にバーニー・サンダース。
最近名前を聞かなくなりましたが、民主党大統領候補でヒラリーを追い上げてあわてさせた例のオッサンです。
NAFTAで米国の対メキシコ貿易赤字は増大し米国内産業は空洞化し雇用は奪われた、ましてこのメキシコにベトナムやマレーシアが加わるTPPなどもってのほかだ、米国内の雇用を増やすにはインフラ土建仕事を増やせばいい。
トランプの主張と殆ど同じです。
となると問題なのはメキシコだという認識はトランプの専売特許でなく、リベラルも含め広く共有されていたと言っていい。
逆にいうとトランプ、メキシコに対し何らかのけじめをつけない限り人気は急低下すると思うがサテどうなるか?