blogギター小僧の径

ギター小僧の私生活

38歳といえば

2006年03月11日 | 想い
二日酔いで起きると午後1時。38歳になってしまった。

38歳といえば、ライブドア事件で逮捕された堀江以外の3人も38歳。取締役の宮内亮治、執行役員の中村長也、取締役の岡本文人、そして、ナゾの死のエイチ・エス証券副社長の野口英昭も同い年だ。

起きてすぐ、話題の「きっこの日記」を読む。最近の習慣だ。この野口の死は色んな意味を持っているんだという。「当日記内のすべての文章の無断転載転用を禁止します」ということだが、野口は、

「イノシシ容疑者(堀江)のマネーロンダリングを担当してて、裏の事情をすべて知っていた。実際のマネーロンダリングの方法や隠し口座への送金の方法に関しては、ナンバー2の宮内よりも詳しく知っていた。ようするに、イノシシ容疑者にとって、捜査当局に逮捕されて色々としゃべられると一番困る人間が、野口英昭だったってワケだ」


という。要は、ライブドアは広域暴力団「ホニャララ団」(きっこの日記の表現)のマネーロンダリングをやっていて、それを仕切っていたのが野口。自殺としているが、発表のたびに二転三転する警察のコメントは、誰もが不審に感じているはず。そこに「週刊文春」の記事で、世間は「他殺では?」と認識が変わった。

今日、株価暴落などの被害を受けた株主約1,000人が「ライブドア被害者の会」を結成し、東京都内で11日、初会合を開いた、という。はっきり言ってそんなことはどうでもいい。株式投資というのはある意味、ギャンブルみたいなものでしょ。それで、損したからと文句をつけるのはヤクザと同じだ。粉飾決算など証券取引法違反があったとしてもだ。

宮内、中村、岡本、野口の4人のこれまでの人生ってどんな感じだったんだろう。ぼくらは、高校生の時、世の中は「カネ! カネ! カネ!」の状態で、村上龍のようなキザなヤツがモテて、カネを使いまくっていた。早く大人になりたいと思って、(宮内は高卒らしいが)大学卒業してみれば、バブルがはじけ暗い世間に変貌していた。一部、あの頃のカネ使いまくり体験が忘れられず、豪遊していた奴らもいたが、ほとんど土の中に隠れたモグラのようになってしまった。そういう雰囲気の中で、カネの亡者になったのか。

堀江は「カネで買えないものはない」と言っていたが、プロ野球球団の買収にもニッポン放送の乗っ取りにも衆議員出馬にも失敗していて、結局カネで買えないものもあることをみんなに教えてくれた。

ヤクザ相手に世間を渡り歩こうなんてのが、ヤツの青いところだったんだろう。