宇都宮の通夜

会社の上司の母親が亡くなり、通夜に参列するため宇都宮まで行ってきた。喪服は冬用しかないので、この猛暑には参った。会社の上司が喪主。彼自身も病気療養中で現在会社を休んでいる。ぼくの忙しさの理由のひとつにそれがある。

彼は以前は世田谷に住んでおり、週末帰るという生活をしていた。２年前父親が危篤になった時、深夜７万円くらいかけてタクシーで帰った。結局死に目にはあえたようだが。それに懲りて、また母親が心配だということもあり、世田谷を引き払い、宇都宮からの新幹線通勤を始めた。しかし、実際は自分自身が病気になってしまい、母親の看病も十分出来ず、無念のことだと思う。

お経を読むのは普通だが、終わった後、お坊さんは祭壇をバックに、故人の話や生死の話をした。こんなのは初めて。

帰りの新幹線の中で、ビールを呑みながら車窓を見ていると、花火が上がっていた。隅田川の花火大会の日だが、他でも結構やってるみたいだ。

帰宅後、毎週楽しみにしている「女王の教室」の録画を観ようとしたら、野球中継のため後半が観られなかった……。

もういい加減にしてほしい！　新聞によるとフジテレビは、８月から延長中継をやめると決めたのに、プロ野球協会からの要請で見合わせることにしたらしい。延長からはBSとかカネがかかるチャンネルに移動させて、地上波番組は予定通りに進行させてほしい！

日本テレビの「女王の教室」のサイトはよく出来ている。観られなかった後半部分も、ストーリーをフラッシュを使い、巧く説明してくれている。

バカヤロウー巨人軍！

風と緑のビアガーデン

専門出版社の集まり例の会に参加。今回は東京ドームのメインゲート前にあるビアガーデン「風と緑のビアガーデン」で呑んだ。こんなのがあるとは知らなかった。

生ビールは自分で入れる。泡をいい感じに注ぐのが難しい。料理も自分たちで持ってくるバイキング方式だが、なかなか侮れない、結構旨かった。21時頃巨人阪神戦が終わったようで、ドッと人が出てきた。辺りが人だかりになっている中、ビールを呑んでいるのもなかなかオツだ。

疲れていたので、二次会には行かずに帰宅。

女王の教室

７月も相変わらず忙しい毎日だ。

しかし、ドラマはなんとか観るようにしている。前のクールは出来が良かった。キムタク主演『エンジン』、天海祐希主演『離婚弁護士II』、稲森いずみ主演『曲がり角の彼女』、長瀬智也・岡田准一主演『タイガー＆ドラゴン』、成海瑠子主演『瑠璃の島』と過去になく素晴らしいドラマクールだった。

前にベタホメした『瑠璃の島』だが、

最終回を見逃してしまった!!

最悪だ。内容的には、回りの人間が、瑠璃に影響され、だんだんいい人になっていく感じが気持ち悪かったが、毎回泣かされていた。日本テレビはネットでドラマを発売するという話もあるが、DVDが出たら買わなければ！

それ以上によかったドラマは実は『エンジン』なのである。クムタクもゲツクも大嫌いなのだが、このドラマはよかった。泣かされた。エアロの「エンジェル」もよかった。キクタク演じるレーシングドライバー次郎は失意のうちに帰国、父と姉が営む児童養護施設に帰ってくる。そこで12人の子どもたちと繰り広げられるありがちなホームドラマ。だが、結構いいんだよね。このドラマだけはちゃんと最終回をみた。

今回は、日本テレビ『女王の教室』がなかなかよい。主演の志田未来という女の子がかなりいい。『瑠璃の島』の成海瑠子は女の魅力があったが、この子は単純に子供として可愛い。演技力もなかなかのものだ。ビビる表情や勇気を出して発言する表情なんかは、秀逸だ。

このドラマは「天海祐希の鬼教師」ネット論争という話題になっているらしい。このドラマを軽く説明すると、新任教師の阿久津真矢は、恐怖政治で教室を仕切る鬼教師。代表委員という制度を作り、反抗する生徒をその任につかせ雑用をやらせる。まさに「教室の女王」だ。掲示板を覗いてみたが、ものすごい批判ばかり。

ぼくなりに意見すると、このドラマは、子供の世界を借りた共産主義と資本主義の戦いである。金正日ばりの恐怖政治を敷く真矢先生と日本の典型的な平和を愛する少女和美との戦争。和美みたいな子は昔よくいた。みんな仲良しという姿が理想で、それがすべての人を幸せにすると信じて、皆にそれを強制する。そういう子はホントに嫌なやつだが、今回のドラマの場合は、頼もしい。共産主義的な発想の真矢先生のやり方ははっきり言って間違っている。昔の五人組みたいなやり方は、人間を小さくするし、いい大学を出て日本を牛耳る人間になりなさいという話もわかるが、こんなやり方でトップに立つ人間は共産主義に日本を変えようとするだろう。

どうでもいいけど、天海祐希は美人だな。