blogギター小僧の径

ギター小僧の私生活

ぼくがサンタだった頃

2008年12月25日 | 想い

クリスマスの今日は高田馬場で麻雀。2000円浮き。場代720円。安いね、馬場は!

家に帰って調べものをしていると若かりし頃の写真が────。今からちょうど15年前のクリスマスパーティ。1993年はぼくは社会人2年目でまだ前の会社にいた。組合専従の委員長が野球部仲間の人に変わり、仲が良かった2つ上の先輩が組合の青年部の部長になった。その頃の青年部はまったくやる気のない組織だった。そこで委員長に呼び出され、10万円使っていいから好き勝手やれ、と指示がきた。委員長と青年部長とは命令されると断れない間柄だった。そんじゃということで、思いっきり騒ぐかぁ! とぼくが主導というか独断でドンドン進めていったのが、「クリスマスパーティ」だった。

六本木の店を見つけ、その店に通いつめママと仲良くなり、当初1人8000円の予算を5000円に値切り、社内を駆け回り「ミキ織井とクリパーズ」というバンドを結成し、スタジオ練習し、オシャレなチケットをタダでデザイナーに作ってもらい、オシャレな紙をタダで紙屋にもらい、チケットを会社のコピー機で印刷し、同期を中心にパーティの進行を仕切った。まだメールとかがない時代だ。朝、玄関に立ち、ビラ配り!

サンタの格好がぼく。ギターを弾きまくり、間奏の途中でギターを置き、会場を駆け回り、背中のプレゼント袋から子供たちにおもちゃを配るという演出。あの頃のぼくは元気だったなぁ────。あれから15年。年とるわけだよなぁ────!!!!

緒形拳の遺作『風のガーデン』

2008年12月21日 | レビュー
いろんなドラマが終わったが、やはり『篤姫』に尽きると思う。最終回の視聴率もよかったようだ。『篤姫』については2008年08月24日の日記に書いたので割愛するが、篤姫の母親が最後会いにきていた。原作にはそんなことに触れてなかったと思う。ありもしないことを入れ込んでしまったなら、歴史をねじ曲げる犯罪だと思う。

その他は『OLにっぽん』『相棒』『おみやさん』『スキャンダル』『プリズナー』『風のガーデン』を観ていた。日テレ『OLにっぽん』は阿部サダヲが出ていたので観ていたがあまりにのつまらなさに観るのをやめた。

テレ朝『相棒』は前から書いているように秀逸な作品だ。シーズン7で薫ちゃんこと寺脇康文が卒業するようだ。次はどうなるんだろう? 同じくテレ朝の石ノ森章太郎の漫画『草壁署迷宮課おみやさん』を原作とする『おみやさん』もまあまあな作品だ。日テレの刑事ドラマの悪人役でよく出ていた片桐竜次という俳優が『相棒』と似たような意地悪上司で出演している。こっちの方は立場はかなり低いようだが。石ノ森作品にしか出演できない息子の小野寺丈は情けない男だねぇ~!

TBS『日曜劇場 SCANDAL』はくだらない内容ながらも観てしまった。長谷川京子はやっぱりいい女だなぁ。

WOWOWの『プリズナー』原作本の沢井鯨著「P. I . P.プリズナー・イン・プノンペン」(2000年、小学館)はその昔、読んでいたが、今回のドラマよりももっとハチャメチャだった記憶がある。ドラマ自体はつまらなかった。玉山鉄二鶴田真由の大根ぶりは観るに耐えなかった。鶴田真由のオババ度もヒドかった。全体的な演出も陳腐。

その中で、緒形拳の遺作となった『風のガーデン』はここ最近のドラマの中ではピカイチといってもいいほどの出来だ。倉本が手がけた『北の国からシリーズ』(1981年 - 2002年)、『優しい時間』(2005年1月 - 3月)に続く「富良野三部作」の第3弾という位置づけになっているということだが、『優しい時間』とは比べ物にならないほどよかった。緒形拳はいい俳優だった。書について造詣が深かったが、前の会社の時に、新人のぼくは彼の書の本の製作をやらしてもらったことがある。彼の死で悔やまれるのは『瑠璃の島』の続編がもう観られないということだ。


中国の民主主義

2008年12月07日 | レビュー

アマゾンに予約していたGuns N' RosesChinese Democracy」が11月25日会社に届いた。ホントは金曜の22日発売のはずなんだけど、その日に届かず、3連休明けの月曜に会社に届いた。1993年発売のカバー集「The Spaghetti Incident?」から15年。オリジナルアルバム「Use Your Illusion」からは17年。「Use Your Illusion」の時は日テレでバイトしていたので、発売より1週間前に手に入れていた。

1994年頃から新アルバムの製作についての噂が出てて、すでに『Chinese Democracy』というタイトルも決まってたような記憶がある。しかし、その間にアクセルと周囲とのトラブル、スラッシュやダフの脱退等があり、ずっと頓挫していた。17年ぶりのガンズの新譜ということで、様々な波紋を呼んでいるみたいだ。

2008年3月、米ドクターペッパー社が、『チャイニーズ・デモクラシー』のリリースを賭けたユニークなキャンペーンをスタート。もし『Chinese Democracy』が年内にリリースされたら、同社はアメリカ国民全員にドクターペッパーを一缶無料でプレゼントすると発表した。

11月24日に中国共産党の機関紙が、ガンズ・アンド・ローゼズのニュー・アルバム『チャイニーズ・デモクラシー』(『中国の民主主義』という意味)に対し、「中国への悪質な攻撃だ」と非難した。(24日、環球時報)


アメリカの人口約3億人が登録したなら、概算で228億円! まあ、全員が飲むとは思えないから、ここまでの額にはならないと思うが、宣伝効果はいかほどなんだろうか?

届いて2週間ずっと聴き続けている。さてさて、内容は────。かなりいい、のひと言。アクセルの低音から高音に響くボーカルは健在。悲しいのはそのボーカルにスラッシュのギターソロがないことだ。アクセルのボーカルとスラッシュのギターソロがからみ合うサウンドがガンズの真骨頂だ。いまのギターリストもハードロック的にはいいんだろう。しかし、スラッシュの独特のメロディライン、手癖になっている「チュウチュルチュチュー」って感じのソロには敵わない。ぼくの青春時代はガンズとAC/DCだった。

どうあれ、また日本公演があるかな。