17歳上の部下

今から12年も前のことだから記憶も定かじゃないが、26歳のぼくはとても腐っていた────。

大学を卒業し就職した会社は、希望した出版界の中でも大会社だった。有名大学卒の奴らと並んで、これで定年まで安定した生活ができると思っていた。世間を舐めていたぼくは希望の新聞社か出版社を５社しか受けなかったが、まぐれでその大会社に受かってしまったのだ。そこそこ充実した生活をし、カネもそれなりにあり、仲間も多く、毎日遊びまくっていた。しかし、３年目の夏に人事異動があり、本作りの部署から本売りの部署に異動させられた。この異動には諸説あり、正確なことはわからないが、遊びまくっていた制裁という話が有力だ。この会社の営業局というのは特殊すぎて本来ぼくが望んでいた出版という世界とはかけ離れているものだった。２か月は頑張ったものの、アホらしくてあっさり辞めてしまった。

在勤中に１社受けただけで、退職後はパチンコ三昧の日々が続いた。ある日、業界でカオの営業部長から電話があり、ある会社の面接を受けろと指示された。年が明けた21日に面接を受け、現在勤める会社に入社した。営業部長と副社長が仲良しで、コネ入社というやつだ。

だらだらと書いたが、今日、女性の上司だったYさんの退職の送別会があった。過去形で書いたのは、ぼくが彼女を追い越して上司になってしまったためだ。定年前の退職。彼女はぼくより17歳上で部長代理という役職。腐りまくっていたぼくが部署に配属され、最初に挨拶をしたのがYさん。メチャクチャ仕事ができる人だった。あいだにHさんという課長がいたが、ぼくが入って２年ぐらいで辞めてしまった。それから今日まで２人だけで、我が社の商品を作り上げてきた。実は入社当時も２～３年経った頃まで、彼女のことがとても苦手だった。部屋に２人きりになるのをなるべく避けるように仕事をしていた。しかし、いつの頃からかお互いに打ち解け、アルバイトにも恵まれながら、今までなんとかコナしてきた。

送別会の前に２人で呑みにいった。いろいろ語った。ぼくがここまでやれて来れたのは彼女のバックアップがあったからだ。もともと頭も良くなく、事務も苦手だ。そういったところをすべて補ってもらっていた。これからホント不安。部下も持たせてもらえず、どこまで精神力が持続するか────。

Yさん、本当にお疲れ様でした。そして、ご迷惑おかけしました。これからも、どうぞよろしくお願いします。

結婚できない男

今回のドラマは１つしか観なかった。フジテレビの「結婚できない男」だ。メチャクチャ面白かった。主演の阿部寛がいい味出していた。有能な建築家で、年収もあり、ルックスもいいのに、偏屈男であるため、いまだに結婚できずにいる。人のことは言えない身分だが、こういう人間が結婚できないんだなと納得した。完璧主義で他人の介在を許さない。ぼくに似ている────。
　
夏川結衣は恐ろしく見苦しいまでのデブデブのオバチャンになってしまった。

ロックフジヤマ

テレビ東京の「ROCK FUJIYAMA （ロックフジヤマ）」という番組が面白い。「きらきらアフロ」の大ファンというのは以前書いたが、その後の時間にやっている音楽番組だ。毎回ゲストが出るが、大友康平の第１回から１日も欠かさず観ている。

ロックの歴史やロックの名盤などを紹介する「ロック好きな大人のための番組」。メガデスの元ギタリストのマーティ・フリードマンをはじめ日米ハーフのシェリーと日独ハーフの鮎貝健がメインパーソナリティで、ROLLY寺西という名前だったROLLYもマーティのサイドギターとして出演。この番組が素晴らしいのは、マーティは常にギターを抱えていて、ことあるごとに弾きだす。それがメチャウマなのだ。それはそうだ、なんたってメガデスだもんね。

今日、溜まっていたビデオを仕事しながら観ていた。そうしたら、MR.BIGのポール・ギルバートがゲストで出ていた。二人でAC/DCについて語り、リフセッションをしていた。メチャクチャカッコよかった！　マーティが「アメリカでは大人気なのに、日本ではAC/DCが全く人気がないのはおかしい！」いっていたけど、ホントそうだ。このことはぼくも以前、「鶴輝」という同人誌の編集後記に書いたことがある。AC/DCのコピーバンドをやりたいと思った。

韓国語とドイツとパジェロ

会社の後輩と駐日韓国大使館の韓国文化院主催の「韓国語落語と韓国民話のおもしろ競演」という講演会に出席してきた。というもの、この後輩が出した企画に韓国の昔話でどうのこうのというのがあり、その件を韓国語の著者に相談したら、この講演を紹介してくれたのだ。さすが！　我が社は都会にあり、霞ヶ関のイイノホールには楽勝の時間で辿り着いた。金基英（きむ・きよん）という韓国の民族衣装を着たオバサンが韓国の昔話・民話を３話はなした。「三年峠」「蚊の出会い」「親孝行の虎」というタイトルだった。前日ほとんど寝てなかったこともあり、話が始まると同時に寝てしまった。時たまセリフで大声を出すので起こされるが、恐ろしく詰まらなく、彼女の語りが終わると休憩があったので、それと同時に退散した。

ちょうど近くの日比谷公園で、協賛のアサヒビールがかなり目立つが、我が社のグループ会社が主催する「オクトーバーフェスト日比谷　秋の収穫祭」をやっていたので立ち寄った。去年は大繁盛だったが（2005年09月21日の日記）、今年は雨のせいで客足は悪かったようだ。会場に入るとステージ前の屋根があるベンチに会社の人間がいたので合流した。しばらくするとステージでイベントが始まったが、去年と全く同じ内容。司会の二人の女の子も同じで、去年の日記に可愛いと評した子もやや大人になった感じで、頑張って喋っていた。

これにも飽きて、帰宅。経堂でパチンコをやるも全く出なくて早々に退散。マンションの新聞受けに三菱自動車から「新型パジェロ」のカタログが届いていた。世田谷店の担当者の手書きメモがあったので直接訪ねてきたのだろう。前にアンケートに応えたので、カタログを持ってきたのだと思うが、そのカタログには「社外秘」「取り扱いにご注意下さい」と印刷されている。自分だけが特別扱い、と勘違いさせる目論見なんだろう。なかなかニクい。ではではと「新型パジェロ」のデザインを見たが愕然とした、あまりにもダサクて！　ぼくの乗っている「3代目パジェロ」に回帰するという噂だったが、「5代目パジェロ」は「4代目」よりダサくなってしまったのでないだろうか!?　高校生の頃からのパジェロファンで、やっと28歳の頃に買えたわけだが、買った理由は、「4代目パジェロ」があまりにもダサダサデザインだったからだ。これが普及する前に「3代目パジェロ」を買っておこうと思ったのだ。しかしながら、燃費が7.6というのは驚きだ。ぼくのは悪くて有名だが3か4だ。それでも、自分のパジェロが愛おしく思えてしまう今日この頃。

男系天皇候補誕生

紀子さま男子ご出産、皇室41年ぶり
秋篠宮妃紀子さま（39）は6日午前8時27分、入院先の総合母子保健センター「愛育病院」（東京・南麻布）で帝王切開手術を受け、男のお子さまを出産された。（読売新聞）

紀子さんが親王を出産したらしい。（帝王切開の「帝王」って誰のことと思い調べてみると「シーザー」のことらしい。しかし、誤訳らしいけど────）もしや、と思い、かるくネットサーフィンしてみると、やはりアホアホマンたちがホザイている。

> 世の中　女がいて　男がいる。
> 両方がいないと　子供は出来ないんですよね。
> 夕刊で何処かの知事が「お世継ぎ誕生喜ばしい」とコメント。
> 女性でも後は継げると叫びたい！
> 女と男　ただ性が違うだけ　同じ人間の血だよ。
> 女性天皇　女系天皇　どちらでもいいじゃないですか。
> 男性の血の系統じゃなきゃダメって・・・・・差別だよ。

あるブログからの勝手の引用だが、これがだいたい代弁しているコメント。アホ過ぎる！　2005年11月15日の日記に書いたけど、男系を基本にして、継承されていったのが天皇家なんであって、それができないんだったら、天皇制を廃止すればいいんだよ。それが我々の先祖が脈々と継承していた伝統ってもんでしょ。「万世一系の皇統」ってもんだよ。「天皇制反対！」と叫ぶなら、意味はわかるが、「女系天皇賛成！」というのは「私はバカです！」と言っているに等しいアホさ加減だ。それにこれも書いたけど、愛子のガキが皇位を継承しても、絶対婿が見つからない。一生処女だよ。安易に言うべきことじゃない。どうせ、一生処女組のブサイク女が道連れにのたまっているだけだ。もし、そうなったとしても、結局、今度の親王にお鉢が回ってくる気がする。そんときは生きてないだろうなぁ、ぼくは。



最後に────、秋篠宮と紀子さんはなかなかやり手だ。「皇室典範改正」のギリギリに一発逆転の懐妊。そして、親王を出産するなんざ、そうそうできる芸当ではない。それにしても、眞子はブサイクだな。こんなになるとは、数年前には思わなかった。紀宮をもしかしたら超えているのではないか！　二女の佳子は昭和天皇の面影があり、それなりに可愛いが────。

1050円散髪

会社が上野から南青山に移転して２週間が経った。だいぶ環境にも慣れた。経堂から上野まで朝１時間ぐらいかかっていたが、今は30分で辿り着く。休日なら20分だ。しかし、昼メシには苦労する。高いのだ。平均1000円だ。金曜はやっと600円のカレー屋さんを見つけた。

休日は終電がはやい。昨日の土曜日はそれを知らずに終電を逃してしまった。タクシーで4000円弱。

日曜の今日も会社に向かう。その前に散髪に寄る。今までは上野の会社のそばの1800円のところに昼メシのときに行っていた。先日、経堂駅南口の農大通りに入るすぐそばの経堂セントラルビル１階に「1050円カット」というというのを見つけたので、今日入ってみた。「F.com」という床屋で、入ると自動販売機があり「カット」は1000円、「カット＋指名料」が1400円となっている。もちろん指名なんかはしないので、1000円プラス消費税のボタンを押す。ものスゴく狭いところに３台カット席があり、店員も３人。鏡と椅子があるだけ。青空散髪みたいな感じだ。キレイっぽいオバさんに「刈り上げで短め」といつものセリフ。バリカンで刈り上げ、ハサミを入れる。およそ10分ぐらいで終わり、バックの感じも鏡で見せてくれる。オッケーすると、シャンプーやひげ剃りはなく、バキュームで頭や首筋を吸い上げていく。まあ、髪型にこだわる方じゃないので、次からもここでいいや。