blogギター小僧の径

ギター小僧の私生活

アホか、WBC

2006年03月13日 | 想い
急に寒くなったせいか、風邪をひいてしまい、今日は会社を休んでしまった。ずっと寝ていた。

夜起きると、黒澤明の助監督だった小泉という人のデビュー作品「雨あがる」をやっていた。山本周五郎の著作で黒澤明の遺作脚本らしい。

黒澤作品っぽい秀逸な映画だった。寺尾聡も宮崎美子もよかった。台詞棒読みのダイコンは誰かとネットで調べてみると、三船史郎といい、三船敏郎の長男とのことだ。三船プロの社長でこの作品で28年振りに役者復活したらしい。まあ、その後のことは聞かないので、スポット出演ということだろう。それにしても、三船美佳と兄妹ということになるんだよね。32歳離れた兄妹。

ここまでをマクラとすれば、ここからが噺。兄弟といっていい日米。なんだい、WBC! 全くバカにした話ではないか。王監督はボイコットして帰ってくるべきだった。

●日本、サヨナラ負け 韓国は競り勝つ●
日本はイチロー(マリナーズ)の先頭打者本塁打と川崎(ソフトバンク)の2点左前打で2回まで3点をリード。しかし、2本塁打で同点とされ、9回二死満塁で藤川(阪神)がA・ロドリゲス(ヤンキース)に二遊間安打された。日本は8回一死満塁で三塁走者の離塁が早いと判定され、勝ち越し機を逃したのが痛かった。日本は14日(日本時間15日)にメキシコ、15日(同16日)に韓国と対戦する。(共同通信)


問題はタッチアップの離塁が早いと判定され、塁審がセーフのジャッジをしたのにも関わらず、キャッチャーの抗議で、あっさり主審が判定を覆したというところ。「報道ステーション」で栗山英樹が言っていたが、西岡の走塁の巧さが招いたジャッジだったのでないかという。足は塁に置いたまま、上半身は走塁の体勢に入るという高度な走法に主審が惑わされたのだという。

判定を覆したデービットソン球審を調べてみると、1999年までメジャーリーグで審判を勤めていたが、同年にリーグと審判組合の労使関係がギクシャクしたとき、リーグに対して強硬策をとったとして、追放された22人の審判組合のメンバーの一人であったらしい。メジャーリーグの審判復帰が許されていない、いわばメジャーを追放された審判員なのだ(WBCの審判団は、メジャー経験者もいるが、すべてアメリカのマイナーリーグの審判とのこと)。

ぼくが納得いかないのは、彼がメージャを追放された人間だからではない。アメリカ人だからだ。国の威信を懸けて戦っている試合の審判員が何故、戦っている国の人間がするのか? サッカーでもテニスでもそんなことはしないじゃないか!! アメリカ発祥のスポーツだから、勝ちたいのはわかる。しかし、イカサマをしてまで勝ちたいか。記者会見で王監督は「一番、近いところで見ていた審判のジャッジを(球審が)変えるなんて考えられない。野球がスタートしたアメリカで、こういうことがあってはいけない」といっているが、まさにそうだ。これからは、野球も、興ざめするかもしれないが、微妙なジャッジはビデオ判定にするべきだろうか。

今回はスポーツだが、政治・経済の面でいつもアメリカがやっているイカサマ手法だ。もうアメリカだけを外した大会にした方がいいんじゃないか!? たとえ負け試合だったとしても、この試合は稀にみる好試合だった。それに水を差す最悪の行為だ。

日本野球としては、友好試合じゃない真剣勝負のアメリカとの「初の」試合だった。日本の野球は本名が「升(のぼる→野ボール)」の正岡子規の頃からアメリカを目標としてきたんじゃないか! 何故そのアメリカが裏切る! 絶対、韓国とメキシコに勝ち、もう一回アメリカと勝負し、勝て! 頑張れ、王JAPAN!!
コメント
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