golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ドヴォルザーク「ピアノ協奏曲、交響詩《金の紡ぎ車》」エマール、アーノンクール

2013-09-02 22:34:13 | Weblog
私、特別珍しくも無いけれど、さほど多くもない名字です。

それでも何人か会社に同じ名字の人が居て、特に一人は部署が近いこともあって、時々間違いの社内メールや電話があったりします。

この前は、全く身に覚えの無い請求書なんかも届きましたっけ。(笑)

今日、その彼から内線電話が。

近隣部署ではありますが、仕事上の接点は殆ど無いので、また「人違い関連」の話かと思いました。

しかし、そうではありませんでした。

話を聞いたら、私が昔作ったちょっとした仕組みに関しての問合せ。

巡り巡って、同じ名字の彼がその業務を引き継ぐことになったとの由。

手元のデータで調べたら、私がそれを始めたのは、ちょうど10年ほど前。

「今後こういうように変更した方が良いですよ」と後任に引き継いだものが、いまだに昔のまんまだということも話を聞いて分かりました。

それで思い出しましたが、先日内容は全く異なりますが、同じような話がありました。

会議中、あるドキュメントの記載で、「ところで、これなんでこう決まっているんだっけ?」となりましたが、誰もその理由が全く分かりませんでした。

どうも、昔誰かが「エイヤ!」って決めたものが、その後見直されること無く、踏襲されて来たようでした。

「これって何故?」と考えることの大切さを改めて感じた1日。

ピエール=ロラン・エマール(ピアノ)、ニコラウス・アーノンクール指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(TELDEC盤)

季節が秋色を感じるようになると、ふとドヴォルザークも聴きたくなったりします。

今日のも図書館CD。

ドヴォルザークの協奏曲では、チェロのものが圧倒的に有名で、次にヴァイオリン。ピアノが一番マイナーでしょう。

私も、存在は昔から知っていましたが、聴いたのは初めてかもしれません。

構成は3楽章ですが、ブラームスの2番のピアノ協奏曲と同様に、独奏楽器とオーケストラが対峙するのでは無く、むしろオーケストラにピアノが浸透するようなシンフォニックな作品ですね。

30代半ばの情熱的音楽で、確かに円熟したチェロ協奏曲は名作ですが、こちらももっと聴かれて良い作品に思いました。

エマールとアーノンクールの情に溺れない知的で見透しの良い演奏ですが、対照的なチェコのローカル色豊かな演奏なども聴いてみたくなりました。

「金の紡ぎ車」も初めて聴きましたが、手足を切断し目をくり抜き…といった残虐な民話に基づく曲ですが、音楽の方はまだ見ぬボヘミアの草原や森をも連想させる素敵なものでした。

今まで熱心な聴き手でありませんでしたが、これからの季節に似合うドヴォルザークも色々聴いてみたい作曲家の一人です。

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