golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

バッハ「ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ第1~3番」他、ビルスマ、アスペレン

2011-10-17 22:28:04 | Weblog
今朝は早起きして始発バスに乗り、音楽を聴きながら通勤途中のハンバーガーショップで仕事関連の資料に目を通しておりました。

そのお店は、朝は結構満員。

空席を見付け、イヤホンでバッハを聴きながら資料を読んでいたら、隣にニイチャンが着席し、携帯を掛け始めました。

「るっせぇな!」

と思いましたが、さほど大きな声ではなかったし、すぐ電話も切れたのでまあ良しと。

と、今度はタバコを吸い出す。禁煙席なのに。

「しっ、しっ、あっち行け、あっち」

と心の内で思うが、私とは逆の、しかも人のいない方に煙を吐いているので、まあ我慢我慢。

すると、今度は何とイヤホンを耳にしている私に話し掛けて来たのであります。

これ(タバコの銘柄名)はどういう意味だ?、とか、給料はいくら貰っているのか?とか。

適当にあしらっていたら、詰まらなくなったのか、出て行ってしまいました。

しかし、幸い聴いていたのがバッハの室内楽だったから平静を保てて良かったですが、もし暴力的な曲調の音楽とかだったら、ぶちキレてタバコの箱ごとそいつの口の中に押し込んでいたかもしれませんね(笑)。

アンナー・ビルスマ(チェロ・ピッコロ)、ボブ・ファン・アスペレン(オルガン)(SONY盤)

これもディスクユニオン200円品。

バッハのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタは、確かヴィーラント・クイケンとレオンハルトのLPを持っていたのみで、手持ちCDから欠落しておりました。

たまたま、ディスクユニオンで掘り出し物を見付けたので購入。

バッハの弦楽器系作品は、協奏曲を別にすれば、ヴァイオリンとチェロの無伴奏曲が際立っていて、通奏低音付きのヴァイオリン・ソナタにしても、このヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタにしてもやや地味な存在かもしれません。

しかし、何れも落ち着いた曲調の名品。

秋の夜長に静かに聴くに相応しい音楽。(実際は通勤電車や上記の通りマックなどで聴いていたりするのですが)

このディスクでは、ビルスマの研究により、ヴィオラ・ダ・ガンバでは無く、高音弦を1本追加したチェロ・ピッコロと小型オルガン(トランクオルガン)によって演奏されています。

ヴィオラ・ダ・ガンバのくすんだ響きとチェンバロの組合せも勿論大好きですが、チェロ・ピッコロと小型オルガンの機動力ある演奏でこれらの曲がより躍動感持って聴こえます。

バッハの数多い作品の中で特別大傑作とは言えないこれらの作品でも、速い楽章で心の内から沸き上がる歓びは一体何じゃ!、緩徐楽章で心の奥底から感じる安寧は何じゃ!

聴く度思う、やはりバッハは私にとって特別な存在。

併録されている大バッハの5男、ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732~1795)の「チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調」。

こちらは新時代の息吹を感じる伸びやかな音楽で、これもまた素敵であります。

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