一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

じゃあ、かわりに誰が?

2008-08-19 | よしなしごと

ムシャラフ・パキスタン大統領が辞任 与党の圧力受け
(2008年8月18日(月)20:51 朝日新聞)

実際は政党政治が機能しているのかもしれませんが、今まで強権政治ながら対外的には国をまとめてきた(ように見えた)ムシャラフ氏がいなくなると、「次どうする?誰がいる?」「核持ってるし」「新政府の米国やイスラム原理主義勢力との関係は」などポストムシャラフに向けて一気に不安が高まっているようです。


規模は違いますけど
小沢氏支持の民主「政権交代を実現する会」研修会、終える
(2008年8月19日(火)01:34 読売新聞)

9月の党代表選で小沢代表の3選支持を表明した党幹部らが顔をそろえた研修会は、さながら小沢氏支持グループの「静かなる決起集会」の様相を呈した。党内からは「小沢氏への対抗馬擁立の動きに無言の圧力をかけているようだ」との声も漏れている。

「じゃあ誰がやるよ?」というのは小沢氏の得意技のようですが、政権交代を標榜する政党が「一致団結」のための無風選挙を目指すというのもどうなんでしょうか。


そういえば、すかいらーくの横川社長解任劇も同じ臭いがします。
「創業者のカリスマ性に期待した」といっても、MBOの時点で雇われ社長になったわけで、そこのマインドを切り替えて投資ファンド側とうまくやりながらカリスマ性を維持して社内をまとめる、というのは相当難易度が高い期待だったのではないかと。


かといって、替わりがいなければ現状維持がいいかというとそうでもないところが難しいんですけどね。

 

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経済原則には経済原則で

2008-08-19 | よしなしごと

サンマ漁船230隻、一斉休漁 燃油高騰で苦境アピール
(2008年8月18日(月)11:18 朝日新聞)

全国のサンマ漁船約230隻が18日、一斉に休漁した。燃油の高騰で経営が苦しい現状を訴えるのが狙い。今後数日はとれたての新サンマがやや高くなる恐れがあるが、休漁は1日だけで冷凍サンマが店頭に並んでいるため、食卓への影響は大きくはなさそうだという。

これ、マスコミの一時的な話題にはなっても、誰に対して何を訴えるのかがいま一つ明確でないので、そのうち忘れられてしまいそうですね。
ニュースを聞く側にも赤字だけど契約があるから休めないよ、という人も多いと思いますし。

いっそのこと日本の市場・消費者が安値しかつけないのなら国内に卸さずに中国に持っていって高値で売るぞ、というようなことをしたほうがいいのではないでしょうか(サンマは中国人の嗜好に合わないとか冷凍して輸送するコストの問題とかあるのかもしれませんけど。)。
みんなで燃料費高騰を嘆きあうよりは、資源価格高騰に耐えられる経済力をつけないと国がじり貧になる(そのうち日本人は魚を食べられなくなって、中国の加工食品の残り物しか食べられなくなる)ということを意識すべきなのではないかと。


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