お盆休みということで昔話など。
先日のエントリで「天才バカボン」のアニメの主題歌の歌詞を聞き間違えていた、という話をしましたが(・・・みたいな。さん、ナイスコメントありがとうございました。)、「サザエさん」のアニメの主題歌にも子供心にひっかかるところがありました。
その場所はアニメでは2番として歌われている冒頭(正しくは3番の歌詞のようです。歌詞全文はこちらを参照)
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買い物しようと街まで出かけたが
財布を忘れて 愉快なサザエさん
ここを日本語として普通に読むと、サザエさんは自分で財布を忘れたことに気がついて、愉快な気持ちになっている、ということになります。
「あら、いやだ。財布忘れちゃった。ふふふふふ・・・」ということですね。
でも、それはちょっと能天気すぎないでしょうか。
ここは、一番の
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お魚くわえたドラ猫 追っかけて
はだしでかけてく 陽気なサザエさん
同様、そういうそそっかしいところがあるサザエさんを第三者が見て愉快なキャラクターだと言っているのだと思うのですが、そうだとすると「て」というのは言葉遣いとしておかしくないでしょうか。
それなら「財布を忘れる」の方が正しいように思います(でも、こっちは歌うには語呂がよくないですね。)。
ということで、このフレーズを聞くたびに「財布を忘れてもそれを愉快と感じるpositiveなサザエさん」と「おっちょこちょいのサザエさん」の間で揺れ動く私であります。
余談ですが、今回初めて気がついたのは、正式な歌詞が「出かけたら」でなくて「出かけたが」であること。
この辺の口語文語の混在も意図的なのでしょうか。