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小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

旅先の達成感 ~トイレと食べ方(2017バリ旅行記④)

2017年08月28日 | 旅行記 バリ
■別の土地を旅してる際、達成して嬉しかったことってありませんか?
無事に目的地に辿り着いたとき、
今日の宿が見つかったとき、
現地の人と仲良くなったとき、
無事に自宅に帰ってこれたとき…
人それぞれ、あると思います。

僕は現地の人と同じ土地で、同じような習慣で過ごせた時に
とても嬉しく思う瞬間があります。

今回のバリ旅行で、
僕はとってのそれが「トイレ」と「食事」でした。

※ちなみに掲載に値する綺麗なトイレのみ載せています(笑)☆

■インドネシアのバリのトイレ。
空港やリゾート地は普通の様式のトイレで、
そのほとんどにトイレットペーパーがあり、日本と変わらない使い方で用を足せます。
紙は近くのゴミ箱へという場合もありました。

しかし、不思議なシャワーホースが付いていました。
僕はそれは初め、掃除用なのかなぁと思っていました。

こちらはグリーンスクールの生徒村のエコトイレ。

用を足した後は水洗ではなく、おがくずを数回かけておしまいです。
紙は近くのくずかごへ。

しかし、バリの田舎に行くにつれて
トイレの様子が少しずつ変わってきて、
和式の様にしゃがんで用を足す形になり。
※ちなみに用を足すときの姿勢は日本と逆で、壁に背を向けます。


しまいにはなんとトイレットペーパーそのものがなくなり、
代わりに便器横に貯水層と手桶が置かれる様になってきました!

要はバリをはじめ、インドネシアではトイレで紙を使わず、
水と手でお尻を洗うのです!
そして、その後は拭くことなく、
そのまま下着やズボンを履いて、自然乾燥するのです。

バリのどのトイレにもある小さなシャワーはお尻を洗うためだったのです!
シャワーがない場合は必ず貯水槽がありました。

そう言えば、バリのトイレでは使う前から便座がびっしょりなことが多くありました。
これもその為だったのです!!


■紙でお尻を拭くことに慣れている国の人は、
水で洗ってそのまま下着を履くことに抵抗がある人がほとんどらしいです。

逆に水洗いする国の人は、紙で拭くととても清潔に思えないらしく、
とてももどかしいと聞きます。
インドネシアやインドで左手を「不浄の手」として、
食事や握手に使わないのはそのためだそうです。

僕自身も例外でなく、
水洗い、さらにそのままで自然乾燥に抵抗がありました。
しかし、これはいつか挑戦しなければと思ってもいました(笑)。

旅の前半は紙を使い、日本と変わらないやり方を続けていました。
後半バリのど田舎を旅するようになり、
紙すらないトイレが頻繁になり、
ついに挑戦してみました。

すると、どうでしょう‼︎?
意外に気持ち良く、
そしてとても達成感があり、なんだかすごく嬉しかったのです!

どうしてもっとはやく挑戦しなかったのだろうと思うほど、
快感になってしまいました(笑)。

手で洗うのも本当に綺麗になった気がしたし、
洗った後の自然乾燥も僕は気になりませんでした。
現地の食事も便の硬さに関係していて、
洗いやすかったというのもあるかも知れません。

挑戦してみようと思っている方、
ぜひオススメです♪


■もうひとつは現地の食事でのこと。

僕は旅の時、なるべくその土地の人が普通に食べているものを
その土地の人と同じ食べている方法で食べるようにしています。

今回は「手で食べる」ということに初挑戦してみました。

バリの場合、そのほとんでスプーンやフォークが添えられてきます。
しかし、現地の人は未だに手で食べる習慣の人が残っているそうです。

沖縄から我が家と同じくグリーンキャンプに子供を参加させていた
Hさんの勧めもあり、
これも挑戦してみることにしました。
(子供達は元々実践していましたがw)

なるほど。
スプーンに比べて、一回に口に運べる量が少なくなりました。
そしてなんだか気持ち良く、
とても満足する丁寧に食べれてことができました♪
お皿を綺麗に平らげることができました☆

しかし、注意があります!
辛い香辛料料理が多いバリ料理、
手で食べた後にトイレで苦しい思いをする場合があります(笑)♪

ちなみに今回のバリ旅行、
現地のワルン(小さな現地人向けの食堂)や氷を経験しましたが、
家族4人、誰一人お腹を壊しませんでした(笑)。


■以前、高校時の担任の恩師が話してくれたことがあります。
それはその先生自身がカナダの大きな川をカヤックで下って旅していた時のこと。

川を下って一週間ごとに集落があったそうです。
その集落で現地の人はアザラシの油(シールオイル)の料理や、
カリブーの料理を出される場合が多いそうです。

それらはとても強い匂いを放っていて、
正直、かなり辛いものがあったそうです。

しかし、それを頑張って食べると、
現地の人はとても喜び、その後とても仲良くなれたというのです。

やはり、自分たちと同じものを受け入れてくれたという安堵感なのでしょう。
僕が島の郷土料理、アオウミガメの料理を食べてもらえると嬉しいように、
その土地の食事と人というのは密接に関係していると思うのです。

こんなエピソードがあります。
その先生がカナダの旅の途中、深刻な体調不良に見舞われた時、
現地の人はボウルいっぱいのアザラシの油の塊(シールオイル)を持ってきたそうです。

正常な時であれば絶対食べきれるものではない、
強い匂いを放つシールオイル。

しかし、その時はものすごく美味しいものに見えらたしく、
一口食べて、ものすごく美味しく感じて、
一気に食べ終えてしまったというのです。

そして、その後、体調は一気に回復したそうです。

現地の人がその風土の中で生み出した、
様々な生活の知恵。

僕はその知恵にたまらなく惹かれていることに、
気付かされました☆


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