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小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

やんばるの百姓たち~自然農とパーマカルチャー(沖縄本島滞在記⑤)

2017年06月07日 | 旅行記
■2月に行った沖縄。結婚して15年、初の単身旅行でした(笑)。
もう随分の前の事のように思えますが、
最後に書ききれていない部分、それがやんばるで出逢った百姓の皆さんです。

ちなみに農業者や農家と言った言葉がありますが、
僕は敢えて「百姓」という呼称を使っています。

いずれ記事に書こうと思っていますが、
「百姓」という言葉には、作物を作るだけでなく、
“暮らしで必要とされる仕事を数々こなしていた大勢の人々”という意味で捉えています。

今回の沖縄滞在でやんばるに住むそんな素敵な百姓達に出逢った報告です♪


■まずはずっと逢いたかった森岡尚子さん。

彼女は大好きな本「沖縄島ごはん」「ニライカナイの日々」の著者で、
家族で丁寧な暮らしをしていて、
畑をしながら、冷蔵庫を使わずに、自然のリズムで暮らしている様が描かれています。

父島に住んでいる友人が丁度紹介してくれ、
10年前にやんばるに来た時にお伺いしようとしたのですが、
丁度お子さんが熱を出していて断念...
今回、念願の逢ってお話しすることができました♪

尚子さんは本で読んで想像したままの、
とてもナチュラルで素敵な方でした♪

ぽかぽかとした陽気の縁側で、
美しい自然を眺めながら、
暮らしの話をする贅沢な時間を過ごさせて頂きました☆

そして予想外だったのは本にはあまり書かれていない旦那さんの存在でした(*^_^*)

それはもお、最高に楽しい旦那さんと農や移住にまつわる話、家族や男のあり方など、
今日初めてあったとは思えないほど(笑)、あっという間の一時でした!
最高の笑顔がタマらない素敵なナイスガイでした(#^.^#)

畑の方も見せて頂き、小笠原の畑に想いを馳せました☆


いつも旅をしていて、根底に大事にしているものが同じ感覚の人に出逢えると、
ずっと前から知っていたような感覚にとらわれます。
また家族で訪れたい仲間が増えました!

森岡さんに頂いたうちなーローゼル2種類は、
今期の母島の畑で元気に育っています♡

これが小さなうちなールビーローゼル。


こちらはうちなーローゼル(勝手に命名)。


これは母島ローゼル。
今回は母島ローゼルの種で交換しました♪


■そして、沖縄に行く前に友人に「ぜひこの人に会って来て!」と紹介してくれた人に逢いに行きました。

最も美しく持続可能に近いと思われる自然農を
専業農家として実践している「むい自然農園」の益田航さん。

無農薬、無肥料栽培で
耕さず、外のものをなるべく入れず、
畑の中で循環させる自然農。

その方法で専業農家をしている凄腕の方です。
話す言葉一つ一つに重みがあります。
そのどれもが丁寧で、自然に対する謙虚な姿勢を感じました。

中でも獣害や鳥害に対して対話で解決するという話が素敵でした。
とにかく話しかけてお願いするそうです。

そう、父島の友人もその方法でネズミの害を限りなくゼロにしたのです。
僕も母島に帰ってから実践中です♪

元気な自然農のソラマメです☆


お土産には乾燥に強い沖縄のサトイモの仲間、ココヤム(ちんぬく)をお土産に頂きました。
早速、母島に帰ってきて植えました!

本当に忙しい中、貴重な時間をありがとうございました!!


■そしてやんばる大宜味村にはパーマカルチャーの実践者がいると紹介を受けたのが、
やんばるシンカヌチャーヴィレッジ」の相川ファミリーです♪

とっても可愛い娘さん二人と犬と素敵な奥さんとmasaさん!
持続可能な農的暮らしのデザインのパーマカルチャーを実践している相川さんファミリーは最高でした♪
宿も経営しているので、興味のある方はぜひどうぞ☆
定期的にパーマカルチャーの教室も開催しています!

沢山の実りあるお話を聞けて、とても楽しかったです!
この出会いに感謝です☆

「生きていて今が一番楽しい」と語るmasaさんの前職の話はプロの音楽関係で、
なんと僕が学生時代に大好きだったバンド関係(大好きなバンドの数々)!
そんな予想外の話で盛り上がりつつ、
話題は実践やこれから沖縄の問題、家庭など多岐に渡りました♪(夜遅くまで、ありがとうございます)


アースオーブン(土釜)。


チキントラクター、スパイラルハーブガーデンなど、


パーマカルチャーに溢れた暮らしはとても美しく、
子どもに飢えていた僕には相川ファミリーの子供たちが可愛すぎました♡
一緒にワンちゃんの散歩行けて最高でした☆

奇跡的な偶然で母島の農協にいたSくんにこんな場所で再開し、
なぜか一緒にひよこ豆で味噌造りをしました(笑)♪


今度は家族を連れて行きます!!

世の中の一人でも多くの人が、
自分の生き方と暮らし方が持続可能か考え、気付き、動き、
シフトすることを願う素晴らしい出逢いとなりました。
ありがとうございました!


■やんばる東村でお世話になるところはなんと農家民宿「島ぞうり」!


宿のすぐ横ではおじいがらっきょの出荷の準備をしていました。


さっそく母島でも作っている島らっきょの選別作業を手伝わせてもらいました。

ほんのり温かい日差しの中、
畑や島のことを快く話してくれる東村出身のおじい。
この時間がいつまでも続けばいいのにと思ってしまいました☆


夫婦で宿と畑をしているのですが、

なんと夫婦で東村出身!
米軍統治時代の話から、
ヘリパットから辺野古の基地の話、
畑の話などいろんな話をさせて頂きました☆

数泊する中で、おじいは畑や東村を案内してくれました♪

「沖縄の水甌(みずがめ)」と言われるほど水が豊かです。
沖縄本島の全域と離島にですらやんばるの水が引かれています。
その重要性が伝わってきます。

その中で大きかったのはリュウキュウイノシシの存在です。

かぼちゃが無残にも食われています。


ダムの下の方には飼育されているリュウキュウイノシシがいました。
すごく人馴れしていました(笑)。


■また、やんばるでアースパックハウスを作ったなおちゃんを訪ねて来ました!

アースパックというのは、つまりは土嚢袋に土を詰めて叩いて固め、
それを重ねて家を造ると言うもの。

3層に分けて作ってあり、可愛らしいルックスのおうちは台風の豪雨でも大丈夫だとか。

中には楽器などがあり、創作活動にはもってこいの空間に思えました☆


■やんばるに生きる百姓たち。

共通しているのは、
みんな地域との調和を大事にしながら、
自分たちの信念を持ち、
楽しく過ごしているという事。

やんばるはそんな素敵な人たちが沢山いました。

なんだか故郷のような気持ちになってきます☆

やんばるに来てから多くの素晴らしい実践者に出逢えて、
とても充実した時間を過ごしています。

その時思った感じは、
これから母島に帰って、色々やりたくてうずうずしてくるのが、
なんだか子供の頃、
新しいおもちゃを買ってはやく家に帰って遊んでみたい衝動に似ている気がしました(笑)♪


東村にはこんな僕の苗字の地域や島があったりしました。
色んな縁を感じずにはいられません☆

多くの人に支えられて素晴らしい旅をすることができました。
どうもありがとうございました!

★沖縄本島旅行記2017 記事アーカイブ

沖縄本島への旅路(沖縄本島滞在記①)

馬と暮らすという事~伊江島 (沖縄旅行記②)

沖縄と米軍基地問題(沖縄本島滞在記③)

やんばるの自然~ヤンバルクイナという存在(沖縄本島滞在記④)

やんばるの百姓たち~自然農とパーマカルチャー(沖縄本島滞在記⑤)





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