■先日の満月は「ピンクムーン」と言われています。
ピンクに見えないのになぜに!?
と思って調べると、
なるほど、
アメリカでは満月に月ごとに名前がついているということがわかりました。
台風みたいなもんですね☆
ちなみに
ピンクムーンは、4月の満月を指す言葉で、4月にピンク色の花が沢山咲くことからついた名前だそうです。
北米の先住民が使っていた呼び名らしいです。
参考までに他の月についてはネットで調べると色々出てきますヽ(^o^)丿
今回は海の上に輝く満月を見ながら、島の先輩と色々お話をしました。
頭上には島の先住民オオコウモリがチラホラ。
■先日、大好きな写真家の水口博也さんのオンライン対談を見る機会がありました。
僕は彼のクジラの写真集が子供の頃から大好きで、
仙台の図書館でしょっちゅう借りては眺めていました♪
幼いころから何故か鯨類に惹かれていたので、
次のページをめくる前に何が書いてあるか分かるほど読んでいました(#^.^#)
そんな小笠原にも来ている憧れの水口さんの対談。
デジカメ、スマホの時代の写真の意味や、
野生動物を撮るということ、
決定的瞬間を狙うのではなく、自分の表現したい気持ちを持って、自然全体を感じて撮っていくなど、
興味のある話の連続でした。
もっと沢山の内容があったのですが、
特に面白かったのが、南極でのドカ雪の話でした。
■地球温暖化について聞かれるとき、
いつも南極の話をするそうですが、
新聞やメディアは1枚の分かりやすい写真を望むけど、
そうではないという話でした。
南極は大きな大陸に氷が乗っていて、
大陸自体は地球温暖化の影響をあまり感じにくいが、
南極半島ではそうではなく、その影響は顕著なのだそうです。
それが氷が解けて水になり、
その水が蒸発して雲となり、
今までにないほどのドカ雪を降らせるというのです。
地球温暖化なのにドカ雪!?と思うけれど、
そういうメカニズムをみると分かってくる部分です。
しかし、1度南極に行って、それを経験しただけではそれしか分からない。
だから、10年ほど通わないと実態は分からないというのです。
1回だけで氷が解けた南極を見て、
地球温暖化の分かりやすい写真を発信するのでは辿り着けない深い洞察だと思います。
水口さんはどこでも最低10年は通わないと分からないと言っていて、
そんな人の写真を僕は見ていたのだなと思いました。
■まさに「木を見て森を見ず」ですね。
木を見て分かったつもりになっているけど、
実は森全体を見ないと分からない事が多いという意味のことわざです。
これはどの世界でも言える普遍的な目線だと思います。
僕もつい決めつけて、分かってしまったような気になる事が多いと思うのですが、
こういうきっかけで、物事をもっと多角的に全体的に見なければと思いました。
母島での日常生活でも、
ふと思い出していきたいと思います。
■先日は母島の原生林・石門へのガイドのお手伝いをしてきました。
ここの森も沢山な貴重な植物もあるし、
歴史的な背景も沢山あります。
ポンと行って見るのではなく、
色んなガイドさんの言葉を聞いて歩いて行くと、
色んな森が見えてきます♪
これは小笠原固有種のオガサワラオカモノアラガイ。
葉っぱの裏に潜んでいるこの小さな存在も、
沢山のドラマを秘めています。
母島が父島よりも100m山が高い事でできる雲霧帯。
そのおかげで沢山のカタツムリが生息できるエリアになっています。
その恩恵ですね(#^.^#)
参加してくれたお客さんも大喜びでした♪
ここでも木を見て森を見ずの場面が沢山あり、
面白いなと思います(#^.^#)
石門の終点付近の石灰岩の地質の所にひっそりとヒメタニワタリという植物があります。
このハート形の可愛いコは、最初は母島の固有種と考えられていたそうですが、
沖縄の北大東島でも発見されて、広域分布種になった経緯があるそうです。
母島のしかも石門だけの固有の植物が幾つもあるのも驚きなのですが、
母島と大東島だけというのも、とても興味深いです。
きっと人が気付いていない、
そんな共通項が色んな分野で世界に散らばっているのでしょうね(#^.^#)
そんなことを考えさせてくれました☆
これは母島の固有種、タイヨウフウトウカズラ。
ネズミの食害で激減していたようですが、
保全活動のお蔭で少しだけですが復活して来ています。
今回はこんな花を咲かせてくれています。
■最近は島の固有の自然と人の暮らしの共生について、
良く考えます。
人の、
自然の
しかも島の暮らしと自然というのは、
常に外からの影響を受けてMIXしながら出来上がっていきます。
最初は海底火山でできて、ただの岩だったわけで。
固有種と言っても、
ある時に海を渡って来て、
長い年月をかけて島で固有の進化を遂げたもの。
実は最初は外来種だったわけです。
人は他地域などを比較して区別しますが、
自然界にとって、それはどう意味があるのか。
「人が運ぶ」ということですら、
ひとつの自然と考える時、
人の暮らしの影響、
人が持ち込んだもので、自然が変わる事は、不自然な事なのか?
そんな事も悶々と考えています。
島の文化なんてどこも外からのMIXで作られている象徴です。
完成なんて実はなくて、
常に変化していくものなのだと思います。
人はつい固定しがちですけど(笑)。
■最近、島のいたるところで天然記念物のアカガシラカラスバトを多く見かけます。
これも小笠原固有のハトです。
南部では18羽の群れ!?とか。
2年前の大型台風以降、大きな群れは見かけなくなっって心配だったけど、少し一安心。
15年前ではほぼ見ることのできない幻のハトでした。
沢山の人の活動のお蔭です☆
どこかこうしてホッとする自分もいて、
なんだか不思議です。
自然派美しく、強く、そして儚い。
なぜ自分たち人間はこの地球にやってきたのか。
そんな事を考えながら、今日は天気もいいし、海が久々の凪なので、
SUPで沖にでも行って見ようかな♪
ピンクに見えないのになぜに!?
と思って調べると、
なるほど、
アメリカでは満月に月ごとに名前がついているということがわかりました。
台風みたいなもんですね☆
ちなみに
ピンクムーンは、4月の満月を指す言葉で、4月にピンク色の花が沢山咲くことからついた名前だそうです。
北米の先住民が使っていた呼び名らしいです。
参考までに他の月についてはネットで調べると色々出てきますヽ(^o^)丿
今回は海の上に輝く満月を見ながら、島の先輩と色々お話をしました。
頭上には島の先住民オオコウモリがチラホラ。
■先日、大好きな写真家の水口博也さんのオンライン対談を見る機会がありました。
僕は彼のクジラの写真集が子供の頃から大好きで、
仙台の図書館でしょっちゅう借りては眺めていました♪
幼いころから何故か鯨類に惹かれていたので、
次のページをめくる前に何が書いてあるか分かるほど読んでいました(#^.^#)
そんな小笠原にも来ている憧れの水口さんの対談。
デジカメ、スマホの時代の写真の意味や、
野生動物を撮るということ、
決定的瞬間を狙うのではなく、自分の表現したい気持ちを持って、自然全体を感じて撮っていくなど、
興味のある話の連続でした。
もっと沢山の内容があったのですが、
特に面白かったのが、南極でのドカ雪の話でした。
■地球温暖化について聞かれるとき、
いつも南極の話をするそうですが、
新聞やメディアは1枚の分かりやすい写真を望むけど、
そうではないという話でした。
南極は大きな大陸に氷が乗っていて、
大陸自体は地球温暖化の影響をあまり感じにくいが、
南極半島ではそうではなく、その影響は顕著なのだそうです。
それが氷が解けて水になり、
その水が蒸発して雲となり、
今までにないほどのドカ雪を降らせるというのです。
地球温暖化なのにドカ雪!?と思うけれど、
そういうメカニズムをみると分かってくる部分です。
しかし、1度南極に行って、それを経験しただけではそれしか分からない。
だから、10年ほど通わないと実態は分からないというのです。
1回だけで氷が解けた南極を見て、
地球温暖化の分かりやすい写真を発信するのでは辿り着けない深い洞察だと思います。
水口さんはどこでも最低10年は通わないと分からないと言っていて、
そんな人の写真を僕は見ていたのだなと思いました。
■まさに「木を見て森を見ず」ですね。
木を見て分かったつもりになっているけど、
実は森全体を見ないと分からない事が多いという意味のことわざです。
これはどの世界でも言える普遍的な目線だと思います。
僕もつい決めつけて、分かってしまったような気になる事が多いと思うのですが、
こういうきっかけで、物事をもっと多角的に全体的に見なければと思いました。
母島での日常生活でも、
ふと思い出していきたいと思います。
■先日は母島の原生林・石門へのガイドのお手伝いをしてきました。
ここの森も沢山な貴重な植物もあるし、
歴史的な背景も沢山あります。
ポンと行って見るのではなく、
色んなガイドさんの言葉を聞いて歩いて行くと、
色んな森が見えてきます♪
これは小笠原固有種のオガサワラオカモノアラガイ。
葉っぱの裏に潜んでいるこの小さな存在も、
沢山のドラマを秘めています。
母島が父島よりも100m山が高い事でできる雲霧帯。
そのおかげで沢山のカタツムリが生息できるエリアになっています。
その恩恵ですね(#^.^#)
参加してくれたお客さんも大喜びでした♪
ここでも木を見て森を見ずの場面が沢山あり、
面白いなと思います(#^.^#)
石門の終点付近の石灰岩の地質の所にひっそりとヒメタニワタリという植物があります。
このハート形の可愛いコは、最初は母島の固有種と考えられていたそうですが、
沖縄の北大東島でも発見されて、広域分布種になった経緯があるそうです。
母島のしかも石門だけの固有の植物が幾つもあるのも驚きなのですが、
母島と大東島だけというのも、とても興味深いです。
きっと人が気付いていない、
そんな共通項が色んな分野で世界に散らばっているのでしょうね(#^.^#)
そんなことを考えさせてくれました☆
これは母島の固有種、タイヨウフウトウカズラ。
ネズミの食害で激減していたようですが、
保全活動のお蔭で少しだけですが復活して来ています。
今回はこんな花を咲かせてくれています。
■最近は島の固有の自然と人の暮らしの共生について、
良く考えます。
人の、
自然の
しかも島の暮らしと自然というのは、
常に外からの影響を受けてMIXしながら出来上がっていきます。
最初は海底火山でできて、ただの岩だったわけで。
固有種と言っても、
ある時に海を渡って来て、
長い年月をかけて島で固有の進化を遂げたもの。
実は最初は外来種だったわけです。
人は他地域などを比較して区別しますが、
自然界にとって、それはどう意味があるのか。
「人が運ぶ」ということですら、
ひとつの自然と考える時、
人の暮らしの影響、
人が持ち込んだもので、自然が変わる事は、不自然な事なのか?
そんな事も悶々と考えています。
島の文化なんてどこも外からのMIXで作られている象徴です。
完成なんて実はなくて、
常に変化していくものなのだと思います。
人はつい固定しがちですけど(笑)。
■最近、島のいたるところで天然記念物のアカガシラカラスバトを多く見かけます。
これも小笠原固有のハトです。
南部では18羽の群れ!?とか。
2年前の大型台風以降、大きな群れは見かけなくなっって心配だったけど、少し一安心。
15年前ではほぼ見ることのできない幻のハトでした。
沢山の人の活動のお蔭です☆
どこかこうしてホッとする自分もいて、
なんだか不思議です。
自然派美しく、強く、そして儚い。
なぜ自分たち人間はこの地球にやってきたのか。
そんな事を考えながら、今日は天気もいいし、海が久々の凪なので、
SUPで沖にでも行って見ようかな♪