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小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

夏休みだヤァヤァヤァ!!

2019年07月24日 | 母島 日常 日記
■7月20日を過ぎ、子供達は待ちに待った夏休みに突入しました♡
「夏休み」なんという良い響きなんでしょう♪
圧倒的な自由がそこに待っている感覚。

不思議なのは、
僕が小学校の頃に感じていた夏休みは、今の1年分くらいに匹敵する長さの感覚です(笑)。

子どもの頃の時間の感覚と、
今の1年があっという間に過ぎる時間の感覚の差はなんなのだろう?

これはなんてハワイチックなのだろうと乳房山で撮った写真です☆
グラジオラスという園芸品種です♪

残念なことに、数日後には外来種ということで、
綺麗に刈り取られていました。

侵略的外来種でもなくて、
美しい花でも外来種は許されない?

ニンゲンという一番の外来種はいつもおかしな行いをしています。


■毎日のように海に入っている僕ですが(笑)、
子どもと一緒に毎日海に通えるのは夏休みならではですね!

ほんとあの宿題というものを無くして、
存分に子供を心の底からリラックスさせる期間にしてくれればいいのにと思います。

宿題は、
出来る子にとってはほぼただの消化課題。
出来ない子にとってはただの重荷でしかないと思ってます。

先生の“やった感”の為にただ無意識に課題を出しているとしたら、
それはなんて罪深いことと思います。

この美しい景色があるのに、
こんなに気持ちがいい海があるのに、
泳がないなんて損です!


しかし、島の子どもは夏休みとなるとこぞって内地に行きます。
学生持ちの家族にとっては、長期で内地に行ける唯一の時期となります。

実家に返ったり、高校見学をしたり、スポーツの大会に出たり、
旅行をしたりとみんなとても充実しまくる夏休みです♪

こちらは大好きな北港です。


大好きな北港ではイワシの群れが入って来ていました☆


こちらの動きに合わせてグングン動くその様は圧巻です♪


この北港も戦前は大きな北村と言う集落があった場所です。

現在は人は住んでいませんが、昔の名残が沢山残されている場所です。

この景色を見ながら、
戦前、さらには石器時代のことを想うと、
なんとも不思議な気持ちになります。

島の中学生の素晴らしい飛び込み動画をご覧ください!
岸壁から頭から飛び込み、海面の浮き輪に見事にイン♪

さすが過ぎます♡

やっぱり島の夏はこうでなくちゃ(*^_^*)


■7/2午前、乳房山の山頂からすぐ東側の斜面が大きな地鳴りと共に崩落しました。
遊歩道のギリギリ少し上まで迫る大きな崩落。

その瞬間、その場所の近くにいた登山者は生きた心地がしなかったそうです。
7/4からは遊歩道が一部閉鎖され、現在も乳房山は1週ルートは使えなくなっています。

これはその後、山頂から崩落部分を撮ってみました。

確かにえぐられたように崩落しています。

沖から見るとこんな感じだそうです。

いずれはこうして浸食が進み、母島は長い月日をかけて無くなっていくものと思います。
分かってはいたことですが、なんだかそのスケール感と現実を感じて、
言葉にならない自然の大きさを感じる出来事でした。

これは乳房山で咲いていた固有種ハハジマノボタンの花です☆


■また先日、小笠原村長選挙と参議院選挙がありました。
どちらもとても興味深い結果でした。

まずは参議院選。

小笠原は村長選挙と同時だったこともあり、
投票率は70%でした。(母島は75%)

応援している「れいわ新選組」が島では自民党に次いで2位という部分も興味深いです。
去年、小笠原までわざわざ足を運んで対話してくれた山本太郎さんの影響は島でも大きいです。

結果として、選挙期間中はTVで報道されない社会現象として結果を残し、
比例代表で2議席を獲得し、難病ASL当事者のふなごさん、重度障害者の木村さんが当選!やった~!

政党要件を持たない諸派が比例議席を獲得するのは非拘束名簿式を導入して以来、初だとか。

97万票の最高得票で落選と言う伝説を作った山本太郎さん。
今回の選挙では自身の議席を失ったけど、
得られたものはあまりに大きいと思います。

俺は大前進だったと思います。

すごい!

今後がさらに面白くなってきました☆

3.11以降、ずっと選挙後はいつもガッカリしていましたが、
今回の参議院選は違います。
確かな希望を持てる結果でした♪


■小笠原村長選、残念な事に一木さんが落選してしまいました。
しかも圧倒的な差を見せつけられました。

森下一男候補 1008票
一木重夫 444票
無効票 30票

村の舵取りをするのに大きな影響があるものです。
村民の、特に若い世代の関心が気になります。

何はともあれ、
議会に一木さんがいない4年間は
小笠原村にとってはとても大きな損失だと思います。

まだまだ村の次の世代への大きなシフトは先延ばしになってしまいました。

母島の村民会館前での森下村長の演説です。
自発的に来ている若い人がほとんどいなくて、
現実を見せつけられました。

僕自身、森下村長も素晴らしいと思っているし、
反対なわけではありません。

沢山、村民の為になる活動をしてきているし、人望も厚いです。

でも同じ人が長く続けるのは、
良い部分と悪い部分があります。

個人的には4期よく続けてくれたと思っていますし、
そろそろ次の世代に交代する粋な気持ちが欲しかったです。

島の世代交代、色んな場面で課題を突き付けられます。

一木さんの母島での演説です。
議員でも村長でもなくなってしまいましたが、
おそらく4年後に何らかの出馬はすると思うので、
それまでが試されていきますね。

これからの4年間も頑張りましょう!!
俺もできることを頑張ります♪