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小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

バンクーバー島との出逢い

2018年08月04日 | 旅行記 カナダ
■約1週間のバンクーバー島での滞在を終えて、
バンクーバーシティーにやってきました。

ずっとロッキー山脈やバンクーバー島北部の田舎にいたせいで、
大都会の凄さに圧倒されています(笑)。

市内を走る2連チャンのバス内で5人かけのシートになんと普通に横になって寝ている人がいました。
誰も注意しないで、普通に過ごしている光景。
凄過ぎます(笑)。

最後に苦手な都会(笑)に1泊し、
いよいよ日本に帰国です。

乾燥して涼しかったカナダ。
きっと日本本土は猛暑なのでしょうね~
暑いときは綺麗な海に飛び込める母島生活が今とても恋しいです。
大好きな島に帰れるまで今しばらくは我慢我慢。


■今回、とても気に入ったバンクーバー島、
最北端の港町ポートハーディー。
そこはまったく観光地化されていない静かな美しい港町でした。

大好きな人にも出会えて、
とてもいい時間を過ごすことができました♪

そこを拠点にテレグラフコーブやアラートベイに
オルカやトーテムポールを見に行ったりしました。

ずっと見たかったオルカ。
ザトウクジラやマッコウ、イルカが当たり前にいる小笠原にシャチが出現するのはとても稀です。

今回、バンクーバー島のジョンストン海峡にいる、
定住型のオルカの群れをウィッチングすることができました♪

圧倒的に大きな2mを超えるオスの背びれ!
心底カッコ良かったです!
家族で過ごし、遊んでばかりいる子供のオルカ。

後に島に戻ったら詳しく記事を書こうと思っていますが、
生涯最高のホエールウィッチングを体験し、
野生動物にとても配慮したツアーで感動しました♪
初めて野生のラッコにトドやアザラシ、
イシイルカやコククジラも観察することができました。

次女は僕と同じく、
シャチがとても好きな様です♪

そんなツアーに家族で参加することができて、
とても嬉しかったです☆

■長女は苔むした世界が大好きらしい。
自分が住んでいる母島の乳房山や石門にもそんな世界があるじゃん!と
突っ込みを入れたくなるのをこらえつつ、
一緒に壮大な針葉樹やレインフォレスト、地衣類に感動しています。

カナダの大自然に感動しつつ、
自分たちが住む小笠原の大自然の素晴らしさも再確認する事ができています☆


■長女がバンクーバー島の高校の先生に話を聞いて驚いていました。
カナダでは夏休みが2ヶ月で当たり前に宿題はないらしいです。

自分の子供時代も含めて思うのですが、
夏休みの宿題がなければ、
もっと相当有意義な夏休みになると思うのです。

勉強したい子供、
勉強させたい親は各自でやればいい。

全員一律で強制でやることに、
いい学びがあるのだろうか疑問です。

学校の勉強以外の学びを存分に味わい、
過ごすのが夏休みだと僕は思います。
強制の夏休みの宿題というものは、
教員の自己満足と逃げの口実でしかない気がします。

カナダでキャンピングカーで家族でゆったりと過ごす様を沢山見ると、
日本の暮らしの改善点が少し見えてきた気がします。


■昨日はバンクバー島の最北端の港町のポートハーディーからナナイモまで、
ロングドライブでした。
この1週間、ようやく左ハンドルにも慣れました。
(右側通行には未だ慣れないw!)

借りたカナダの車(フォード社)はでかい!クラッチが重い(笑)!
それでも3速で100km/h超えは流石でした。

長距離の運転でヘトヘトになり、
無事にナナイモのフェリーに乗れて、心底ホッとしました。

重いバックパックを背負い、
これから世界の違う都会を観光していきます。

人口450人の超ど田舎の母島に住む我が家にとって、
バンクーバー島北部の田舎な世界はとても心地よかったです♪

ハクトウワシやカモメが飛び交い、
すれ違う人が挨拶をする世界です。

古いトーテムポールや、
先住民の博物館を巡りながら、
遠い昔、
ベーリング海が氷で繋がっていた頃に渡ってきた先住民の世界を想います。

装飾も音楽もアイヌに似た、
来た太平洋の海岸インディアン。

厳しい気候の中、
あまりに豊富な海資源の中で暮らし、
ただの一度も飢餓というものを知らなかったと言われる豊かな生活。

白人社会の進出により、
ラッコやアザラシ、ビーバーの皮の為の乱獲、
化石燃料が世界を牛耳る前の鯨油時代の捕鯨による乱獲、
ゴールドラッシュを超えて、
今は石油資源に翻弄される時代。

歴史に”たら”や”れば”はないけれど、
博物館に展示されている先住民の文化が、
展示されるものでなく、
今もなお当たり前に存在する時代だったなら、
どんなに違っていたのだろうと考えてしまいます。

狭い島暮らしの日本と違い、
資源もスケールもあまりに圧倒的な大陸での暮らし。

カナダではその中でもゴミの分別は進み、
今年、プラスチックのストローは紙や葦にシフトしてきました。

誰もが幸せになりたいと願って、
進歩してきたこの現代。

しかし、多くの問題が発生し、
常に人は変化していきます。
どうするのがベストなのかを常に自問自答し、
シフトしていくのが人の本質なのかも知れません。

我が家の子供もカナダでどんなことを感じたでしょうか?

人が何をしてきたかを知り、
これから何をしていくか。
どうしていきたいか。

沢山の学びを頂いた旅でした☆

多くの方のお陰でこうして無事に旅ができています。
本当に有り難うございます。

家に帰るまでが旅。
帰国まではあと少し。
帰島まではまだまだ旅は続きます。

気をつけて頑張るぞ~!!