23日㈮、秋分の日。秋の彼岸のこの日、筆頭総代を務めている寺町の正暦寺(玉川弘信住職)では毎年、婦人会の皆さんによって「萩まつり」が開催される。萩は先日の台風で吹き飛ばされてしまったようだが、ヒガンバナがきれいに咲いていた。
あいにくの雨で物販の多くは室内に移して行われた。例年なら、食事の接待などもあるのだが、今年はコロナのために縮小開催となった。
綾部高校カヌー部の艇庫の土地は正暦寺が提供しており、部員のトイレもお寺のを使ってもらっていることから、綾部高校の由良川キャンパスで生徒が作った野菜やクッキー、カステラをカヌー部員が販売してくれていた。
畑さんと山ちゃんコンビのメロンパン屋さんも出店しておられ、季節の新作「栗メロンパン」を買って食べたら美味しかった。
昼に涼子を迎えに行き、午後は事務所で週明けの総合計画に関する特別委員会での質問を検討した。
京都府から他府県への人口流出は、1位大阪府、2位東京都、3位滋賀県、4位神奈川県、5位千葉県となっている。滋賀県が3位というのが特徴的だ。20代での滋賀県への転出は転入よりも少ないのに、30代になると1位滋賀県、2位大阪府、3位東京都となる。結婚して家を建てる時に滋賀県に流出しているのだろう。
よく考えたら、昭和の時代、KBS京都でみんなが知っていたCMは「ヨイショー!」とオジサンが角材を持ち上げる亀岡の山田木材経営団地のCMだったが、今は「オウミ住宅、黒沢さん、一緒に踊りましょー♪」と俳優の黒沢年雄さんが踊る「滋賀で家を建てるならオウミ住宅に!」というCMに変わっていて、京都府民の住宅志向が亀岡から滋賀に移っていることを如実に表している。
京都府はこの状態に無策で北中部の人口はどんどん減少しているのではないか、こんなことなら京都府北部5市2町の連携都市圏は京都府からの「分離独立」を目指した方が良くないだろうか?鶏口となるも牛後となるなかれ、と質問の構想を練った。
夜は会長を務める綾部市空手道連盟で転勤される指導員の送別会をふしみやで行った。彼はオムロンの30代研究職で、就職から11年間勤務した綾部工場を去ることになった。若手の有望な空手指導者だったので、残念なことだ。
知らなかったが、私と同じ並松町内に在住で、来年はお子さんが小学生に上がられる予定だったとお聞きし、並松子供会にとっても痛いことだと感じた。
よくよく聴くと、綾部工場から滋賀県草津工場への転勤だそうで、京都府から滋賀県に流出する現実を目の当たりにした。今月末で58名もの多くの研究職が滋賀県に転出していかれるそうだ。京都府はこういう実態をつかんで、オムロンに引き留めの働きかけをしていたのだろうか。
綾部や空手とのご縁はこれからも末永く、お付き合いしていただけるように、と送別会は和やかに終わり、二次会はうちの家で数人の方々とさらに様々な話をした。