ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

虹色の空ー久郷ポナレットさん

2015年08月25日 | Books- Japanese

 

やはり楽しい本屋さんでのショッピング。本屋に加えて、日本に夏戻ると、洋服をいろいろ買えるのが嬉しい。でも自分のより子どものものを買う方が多くなってるけれど・・・・

↓三宮でたまたま見つけたクメールルージュの本

(本の帯には、「私は絶望しない」という言葉とともに筆者の写真がついてる)

ペンセタリン先生の妹さんの本、クメールルージュ時代の経験について半分程度、日本に来てからとそのあとのカンボジアへのかかわりが半分くらいを占める本。

 

クメールルージュ時代、10−14歳だった筆者の経験。まさに、わたしが次にやろうとしている調査の対象。

申し訳ないながら、調査の内容として面白いと思ったのは、

  1. クメールルージュ時代の教育(筆者は革命教育を受けてる)
  2. 革命の歌などの記憶
  3. シャワーを浴びてたか、など、衛生や清潔に関する経験
  4. ベトナムが来たあと、どうやって家族と再会したか(子どもグループにいたため家族とは離れ離れになっていたはず)

家族を失った以外に筆者が経験した珍しい体験では、(1)妹がレイプされている、(2)少年が処刑係として働いていた記憶、(3)新住民だったので、古い住民から執拗ないやがらせにあった

この本も参考になったけれど、それ以外にも、大学の時に読み込んだ、バーチェット著「カンボジア現代史」。

今更ながら、読んでみると、1980年代にここまでよくかけたなあ・・・・と思うのと同時に、筆者がポルポト時代の指導者たちと実際にあって話しているのはすごいなと思うのである。クメールルージュが1950年ごろにすでにコンポンチャムに基盤をおいて勢力を拡大し始めていたっていうのも、そうだったのか・・って改めて歴史の勉強をしなおすのである。大学の時はカンボジアを訪問することなしにカンボジアの近現代史の勉強をしていたので、土地感覚とかなくって、研究者の卵としては失格の仕事をしてたなあと反省。

 

今書いている本がなかなかうまくまとめられなくてつっかえつっかえ進めているかんじなんだけれど、次の調査も9月下旬から始めたいので、質問票を精査していく必要があるのであった。

 

 

 

 

 

 


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