今回の旅行の目的の一つ、フェルメールの代表作である「真珠の耳飾りの少女」を見ることです。
「マウリッツハイツ美術館」は、「アムステルダム国立博物館」とならぶオランダを代表する美術館です。
オランダの国会議事堂のある建物 国会議事堂の中庭
この美術館は、オランダの国会議事堂の傍にあり、国会議事堂の中を通ってゆきます。
帰りに、国会議事堂でイタリアの首相が車に乗ろうとしているところに遭遇しました。
お付きの人らしき人が3人程いてるだけで、軽く笑顔で手を振って、車にゆっくりと乗られました。
勿論、我々は、その人が首相であるとは知りませんでしたが、ガイドさんが、良くご存じでした。
周りには、日本人の一行数人だけだったのですが、SPもおらず、気さくに近寄って手を振ったのには、少々驚きました。
さて、今回の目的の美術館の建物は、17世紀、当時オランダ領ブラジル総領事邸宅だったそうで、荘厳でかつ美しい建物でした。
マウリッツハイツ美術館 美術館の壁に・・・
作品数は決して多くはありませんが、何といっても、フェルメールの「真珠の首飾りの少女」が有名です。
少女が誰かに気付いて振り返った一瞬をとらえようとしたもので、不思議なことに、この絵をどこから見ても、少女が、見ている人を振り返ったかのように見えるのが不思議でなりません。
フエルメールの「真珠の首飾りの少女」 「デルフトの眺望」
「青いバータンの少女」とも「オランダのモナ・リザ」とも呼ばれています。
この少女は誰なのか? 誰かに注文を受けて描かれた肖像画なのか?不明ですが、最近、有力視されているのが、フェルメールの娘の一人マリアではないかという説です。
この絵で最も有名な逸話として、1881年にハーグのオークションで2ギルダー30セント(約3000円)で売買され、この美術館に寄贈されたものだそうです。
ちなみに、最近の価格は、100億円とも150億円ともいわれています。
フェルメールの作品で「デルフトの眺望」という作品は、世界で一番美しい風景画と言われています。
この作品は、手前の街に影をとり、後景に光をあてた光彩描写され、構図も実際とかえて塔や門の配置を変えてあります。
(注) この美術館もが多分にもれず、撮影が禁止です。
ブログでの絵画の写真は、ウエブから転載いたしました。
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