最近、新聞等でBRICsが将来的にG6をしのぐ経済勢力になる等と報じています。
今後、経済の急成長が予想され、世界から注目を浴びているのが、ブラジル、ロシア、インド、中国の4カ国の頭文字をとって、これらの国の呼称です。
2004年の実質GDP成長率は、中国の10.1%を筆頭に、インドが8.5%、ロシアが7.1%、ブラジルが4.9%となっており、日本が2.7%、ドイツが1.6%であったことを考えれば、突出した成長率の高さであることが分かります。
これらの国々の特徴は、国土が広大であること、労働力となる人口が多いこと、天然資源に恵まれていることなどが挙げられます。
そして、今後40年以内には、BRICsの経済はG6(アメリカ、日本、イギリス、イタリア、ドイツ、フランス)よりも巨大になると予測されています。
又、2005年にアメリカの投資会社が発表した投資家向け経済予測の中で、ポストBRICsとして期待される急成長の予備軍としたのが「NEXT11」と呼ばれる国々です。
これらの国々とは、イラン、インドネシア、エジプト、韓国、トルコ、ナイジェリア、パキスタン、パングラデッシュ、フイリッピン、ベトナム、メキシコの11カ国です。
しかし、これらの国々の成長期待要因は様々だが、政治的な不安要素を抱える国も多く、それが安定成長を阻害するリスクとなる恐れがあります。
どちらにしても、日本の現状と将来の予想を考えると一抹の不安があります。
一番の不安要素は、出生率の低下による経済効果の失速が懸念されますが、この中で生き残りには、より高い技術立国を目指す必要があるのではないでしょうか。
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