西日本では極暑が続いています。
東北や北海道では、大雨続きで、日本列島は、火と水の地獄?に襲われているようです。
でも、暦では23日は”処暑”でこの暑さもおさまるとされており、秋の気配が感じられる頃だそうですが・・・
さて、最近の「地蔵盆」は、どうなっているのでしょうか。
夏の終わりに近づいたこのころに行われる「地蔵盆」は今、どうなっているのでしょうか?
この行事は、京都、大阪、神戸など関西地域を中心に行われており、主役は子供です。
発祥地と言われている京都では、町内ごとに地蔵尊の前に屋台を組んで花やお供えをし、ゲームなどに興じたもので、今も京都の町内では盛んにおこなわれているそうです。
今年、京都の地蔵盆のポスター 数珠回し 場所、時期不詳
また、「数珠繰り(じゅずくり)」や「数珠回し」といって大きな珠の長い数珠を子供が輪になって一緒に回します。
少なくとも、僕自身も参加した記憶があるのですが、今は、この地域では見かけません。
何しろ参加すれば、お菓子がもらえたので喜んで参加した覚えがあります。
勿論地方によっては、今も盛んにおこなわれている地域もあるでしょうが、ここ3年は少なくともコロナ禍でほとんどがなくなっているのでは、でも今年から復活している地域もあるでしょう。
今も市街地を外れると、時々地蔵さんを見かけます。 近所の方がお供えやお花を供えているのでしょう・・・が、果たして地蔵盆が行われているのかどうか・・・
地蔵盆は子供の守り仏として古くから信仰されていました。
しかし、広く行われていたのは関西地域が中心ですが、北陸地方や新潟、長野周辺でも行われていますが、東海地方や関東地方にはほとんどないそうです。
これは地蔵信仰の歴史の違いによるもので、京都では室町時代に地蔵盆が大流行していたそうですが、関東では、江戸時代になってやっとお地蔵さんが作られたそうで、江戸ではお稲荷さん信仰が盛んだったようです。
風習などは時代とともに変化し、家庭での行事もすくなくなっており、これからの「月見」にしても年末の「餅つき」にしても、どれだけ家庭で行っているか、年々少なくなってきているのではないでしょうか・・・
それも、時代のすう勢、少子化、核家族がなせる業なのでしょうか・・・
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