これまでにも江戸時代について色々と述べてきました。
(当ブログのカテゴリーの”江戸時代とは・・・”を参照してください)
2007年4月~6月にかけて江戸時代は、なにも特異な時代ではなく、世界的に見てもごく普通の国であったことを書いてきました。
2007年12月~2008年1月にかけては、庶民生活を、また2008年11月~2009年1月にかけては江戸幕府の中枢として江戸城の仕組みについて書いてきました。
今回のシリーズでは、江戸での生活は、庶民だけではなく、一般的にどうだったのか? 日本人の生活の基盤が、江戸時代に、特に当時の大都会江戸では、どのような生活を送っていたのかを調べてみました。
若い商人の談笑・・・ 茶屋でおしゃべり・・・今の喫茶店か?
今日は、簡単に庶民の一日について述べます。
江戸に住む庶民の生活は、現在の人が考えるほど、身分制度や儀礼に捉われない暮らしだったようです。
一般的に特権階級である武家社会で、いわゆる切り捨て御免の時代と思われがちですが、実際はそうではないそうです。
理由なく斬れば罰せられるのは当然で、幕府は、勝手に斬ってはいけないという触れを出しています。
ただし、大名行列を横切ったりすれば、斬られても文句は言えないそうです。
道端で土下座をする必要はなく、庶民は見学するのを楽しみにしていたそうで、現在のイメージとは随分異なります。
江戸での、一般庶民の一日は、父親は仕事に行き、子供は寺子屋に行くのが一般的で、昼食は、家に帰り、現在より軽食で簡単に済まし、夕食は、その日の稼ぎで米を買って、魚などのおかずを付けていたようです。
労働時間も今よりは短かったようです。
天候によって、仕事に行かず、日が暮れれば、そこで仕事が終わりとなります。
賃金は、日払いが一般的で、夜は灯り代が勿体ないのでさっさと眠ってしまいます。
では、住まいや着るものや、そして娯楽などはどうだったのでしょうか?
追々と書いてゆきたいと思います。
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