JR西日本は、先日、JR京都線とJR神戸線内の3駅に折り返し設備を新設することを発表しました。
折り返し設備とは、今まで、事故等で運行障害時には運転を見合わせていた場合、新しい折り返し設備の活用により、輸送を確保しようとするものです。
設備は、色々な分岐器を使って行われると思われます。
分岐器の例 JR灘駅の駅舎
今まで、京都ー姫路間で事故等があれば、新快速の運転を取りとめていたのが、この整備によって、1部運転が可能となり、輸送力が向上します。
新たな折り返し設備は、尼崎駅、吹田駅、灘駅に設置し、運転見合わせ区間を最小限にします。
設備は、今までなかったのが不思議と思われます。
整備時期は、尼崎駅が2012年1月、吹田駅が同2月、灘駅が同3月の予定です。
尼崎駅 珍しい隣の駅表示が左右2駅書いてあります。 大阪駅で、京都行きと新三田駅行き
これまで人身事故などでJR京都線と神戸線全線にわたって運転を見合わせていた場合でも、新しい折り返し設備の活用により、京都ー大阪間、大阪ー三ノ宮駅間、三ノ宮ー姫路間の輸送が確保しやすくなります。
例えば、京都線の京都ー吹田間で輸送障害が発生した場合、JR神戸線内の列車は、吹田駅で普通と快速電車が、大阪駅で新快速電車がそれぞれ折り返し、神戸線内(大阪ー姫路間)では日中の通常本数で運転出来ることになるそうです。
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