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ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

北穂池 2023

2023-10-04 | 山登り

23・10・2 Mon 

昔から気になっていた北穂池を訪ねてみようと横尾本谷から登ってみま
した。令和となった今でも20世紀の登山観と共に、僕の愛読書でもある
登山ガイド本「コンタツおじさんの北アルプス案内」の影響を受けたと
いうのもあります。
上高地(6:50)から横尾(9:08)へは荷が軽いのと歩き易くなった歩道
のおかげでよいペースで進むことができました。本谷橋(10:18)で登
山道と別れて沢沿いを遡って横尾左俣出合(11:56)へ。

 

 

 

 

水量豊富な本谷から左俣へ入ると水量が減って歩き易い。途中で伏流のガレ
沢になったので二日分の水(6㍑)を汲んで担ぎ上げることにしました。北
穂滝辺りから水流が復活して以降、枝沢からの水が普通にあることを知り早
々に水を担ぎ上げたことを悔いてしまった…💦

 

 

 

 

左俣本流から支流に入り途中から北穂池がある池の平を目指してトラバ
ースしてゆくと、涸沢ほど広くはないもののモレーンのような景色が広
がる台地に立ちました。その台地に端には小さな池があり水面が確認で
きます…!暑さと少雨で池の水は涸れているだろうと思っていたその池
にこうして水が湛えられていて嬉しいです。

 

 

 

池に向かいながらも背後に広がる獅子鼻や岩稜の南岳が素晴らしく、つい
何度と振り返ってしまうほど。先ずは地図上の小さな池の二つを訪れてみ
ことにしました。上の画像は一つ目の小さな池の手前にあった池です。

 

 

 

 

先に一番大きな北穂池を見てやろうと思い、小さな池を横目に通過しそう
になりましたが、よくよく見れば一つ目の池は背景の常念岳がいい感じで
す。つづく二つ目の池は浅めの大きめな池です。

 

 

 

 

一つ目と二つ目の池を隔てる丘陵を越えた場所で北穂池を俯瞰できました。
池のサイズが一つ目二つ目と奥へと行くにしたがい段々と大きくなってゆ
くよう。湖面に映える南岳の景色が秘境にでも来たような気分へと誘って
くれます。それぞれの池に風情があって、ここは北穂のお池めぐりだな。

 

 

 

 



なんだか昨日からの寝不足が夕飯を食べる頃から瞼に顕われてきたようです。
暖かい豚キムチ鍋をべてCoffeeを飲んで…もう眠くなったので就寝(19:30)

 

 

 

23・10・3 Wed 

4:00に起床してお雑煮の朝食を済ませた後、5:00過ぎにパックキングを始
めました。今日は北穂東稜から北穂~奥穂、前穂と縦走して上高地へと下
山する長丁場。先ずは東稜のコルを目指して朝一番からの登り返しです…💦

 

 

 

 

池の台地から東稜へと延びる支稜を登って東稜北面に広がる台地に飛び
出たところで僕の心は躍りました。足元に点在するチングルマの紅葉や
岩場の織りなす靜かな台地から仰ぐと北穂小屋や前穂北尾根や横尾尾根、
表銀座等の景色が望めて知らずのうちに此のような所でこのような景色
に出合えてよかったと思えてくる場所です。東稜のコルからはゴジラ岩
を越えて眼下に北穂池を望みながら北穂小屋を目指しました。

 

 

 

 

北穂の小屋(8:43)で休憩後、最終バスの時間を気にしながらせっせと歩
き通して奥穂(11:33)前穂吊尾根を経由して上高地(15:40)へと下山し
ました。
今回の北穂池はなかなか見応え登り応えのある内容でした。山行前は漠然
としたイメージしかなかった自分ですが、こうして北穂池への解像度が上
がってしまった今となっては、これからも訪れてみたいコースの一つにな
りました。Ⅰ垣さん、今回も陰に日向に心強いサポートをいただき、あり
がとうございました。


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