尾崎喜八のエッセイを引き続き読んでいます。詩人であり登山家であり音楽鑑賞家であった尾崎は武者小路実篤や高村光太郎、ロマンロランと交際がありました。それはそれとして、尾崎が結婚する前に真剣につき合っていた年上の女性がいて、多分そのままであれば結婚してしまうことになったのでしょうけれど、若くして亡くなってしまいその時の熱情は夢と消えてしまったのですが、その死因はスペイン風邪(インフルエンザ)でした。そういえば先日読んだ富士山に初の越冬測候所の開設を図った野本夫妻の話に出てくる夫人の方も、スペイン風邪で亡くなったのでした。スペイン風邪というかインフルエンザの脅威が当時どれほどのものだったのか、多分その時の人は知り合いで亡くなった人を指折り数えられたのではないかと思うのです。
カレンダー
バックナンバー
ブックマーク
- 宮崎学写真館 森の365日
- ネイチャーフォトの写真館です。
- 文庫本大好き-岩波文庫コレクション
- 岩波文庫にこだわりを持ったHPです。
- ケン芳賀のグアム体験ブログ
- グアムでトレッキングツアーを主宰しています。グアムでの戦争語り部でもあります。
- 裏辺研究所
- 歴史から鉄道、科学と民間雑学研究所