活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【1月31日】

2013-01-31 | 文庫

白痴、二日目です。白痴ははくちと読みますが、作品内では「ばか」とルビが振ってありました。主人公の公爵は脳疾患があってスイスで療養していたということが書いてありますが、語ることなどは通常の人と全く遜色なく、かえって曇のない精神状態で決して「ばか」ではないのですが、なぜ白痴といっているのか、それは物語が進むとわかるのかもしれません。

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【1月30日】

2013-01-30 | 文庫

今年最初の世界名作文学全集は3作目となるドストエフスキーの白痴であります。ドストエフスキーなどは青春、青年時代に読むべきものかとも思いますが、確かに自分の悪友も20歳になる前に主な作品は読んでおりましたし、村上春樹もそうでありましたが、自分に限っては遅まきながら、カラマーゾフの兄弟、罪と罰に次いでの作品です。読み始めますと、この2作品に比べて初っぱなからけっこう読み引きずり込まれるというか、読みやすいというか、ぐいぐいと読ませてくれますね。新潮文庫版ですが、100ページ前後にあるギロチンの死刑台に登る死刑囚の気持ちを主人公が語るところは、現代の死刑囚もこういうことを考えているのだろうかなどと考えたりしますね。

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【1月29日】

2013-01-29 | 単行本

古本とジャズを読了。70年代のJ・J氏としては後期のエッセイが詰まっています。NYでの話や自伝のことが多いのですが、氏の買い物や人付き合い、おいしいコーヒーと喫茶店の話があって、日常生活などがどうだったのかがわかって興味深かったです。

「古本とジャズ」植草甚一 角川ランディエ叢書

 

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【1月28日】

2013-01-28 | 単行本

古本とジャズ、再び読み始めました。この本は文庫本サイズのハードカバーで、こういう体裁の本はほとんど売っていませんが、読みやすい形ですね。文庫本だと読み捨ててしまいそうな軽さがありますが、ハードカバー仕立てだとそれなりに本としての重さがあっていい感じです。ただ1冊千円を超えてしまいそうで、厚みがある分店頭に並ぶ点数も少なくなるでしょうから、売りづらいでしょうね。

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【1月27日】

2013-01-27 | 雑誌

今日は鉄道雑誌三昧でした。JR鉄道全駅を2週分、静岡駅と旭川駅。新幹線でよく通る静岡駅は知った駅ですが、旭川駅は行ったことにない駅です。雑誌によると最近高架駅に建て替えられて新しい道北の玄関になったとのことです。鉄道全駅のあとは鉄道ピクトリアル3月号。先月号の東海道線Ⅰに続いて東海道線Ⅱ。名古屋から神戸までです。東海道線のにしの終着駅は神戸であって、兵庫の中心は三ノ宮でありますけれど、神戸は駅舎も東京駅並みに歴史のある駅舎で、それは味がある駅です。

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【1月26日】

2013-01-26 | その他

今日は北風が強い中をアウトレットモールまで(カミさんの希望で)ぶらりとでかけて、活字の間がありませんでした。アウトレットに行くと、本当は買わなくてもいいものも、ついつい買ってしまうということになって、小遣いを減らしてしまいます。(^^;)

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【1月25日】

2013-01-25 | 単行本

植草甚一の本を再び手に取っています。スクラップブックシリーズではなく、角川ランティエ叢書という文庫本サイズのハードカバーの中の一冊、古本とジャズという魅力的なタイトルのものです。この叢書シリーズはもう現行版ではなく、古本でしか手に入りませんが、魅力的なタイトルのものが多く、この趣旨で第2シリーズを出してもらいたいものだと思いますね。

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【1月24日】

2013-01-24 | 単行本

問われる日本人の歴史感覚を読み終えました。これで図書館から借りた2冊を読み終えたのですが、朝鮮通信使の本に手間取ってしまい、期限ぎりぎりの2週間かかってしまいました。それはともかく、戦前のことを少しでも肯定したりすると、右翼だとかファシズムを肯定するのかという人たちがマスコミには多く、他の国の神話とか神とかには全然気にしないのに(ギリシャ神話はみんなが一度は読み聞かされたはず)、日本の神話を授業で取り上げるなんてことはとんでもないとする教職員もいたりして、日本のことをもっと普通に学び、誇れるようになるべきだと思うのでありますがね。

「問われる日本人の歴史感覚」坂本多加雄 勁草書房

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【1月23日】

2013-01-23 | 単行本

問われる日本人の歴史感覚という題の本ですが、ここ10年に渡る、いや戦後から始まる60年余に渡っての課題そのものではないかと思います。日本国民がどうアイデンティティを持って生きていくか、その問題だと思うのですが、そうは思わない知識人が多かったことは残念だと思います。どちらかといえばそういう知識人が日本の知識層の主流であったといえますが、ようやくそれが変わりつつあるのではと思われるようにもなってきました。

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【1月22日】

2013-01-22 | 単行本

今日は先週と違って雨ですが、先週降った雪はまだ日当たりの悪いところにしっかりと残っています。寒中の雪は残りますね。朝鮮通信使をよみなおすは昨日、蒲団に入って眠気と戦いながら読み終えました。教科書では1行くらいの記述で終わる朝鮮通信使が日本に残した足跡は大きなものがあるとわかりました。身近なところでは祭りですね。東京に残る山王祭、三社祭にも通信使の装束があったりするのだそうです。そのほか東海道で通信使が歩いたところの風俗にもあちこち残るとか。
次に取りかかったのは一緒に図書館で借りた問われる日本人の歴史感覚というもの。10年ちょっと前の本ですが、当時は新しい歴史教科書問題が花盛りでした。まだまだ間違った平和主義者、マスコミ(今なお存在を誇示しています)が跋扈していて、日本史を真摯に取り上げると攻撃される頃でしたが、その後、平和は無抵抗でいることで得られるものではないということが、多くの日本人にも特に最近国境周囲で事件起きたで気がついてきて、今日のアルジェリアのテロ事件でもわかるように、世界中に不遜な人、国家はごろごろしているという中で、歴史感覚を新に日本を考えるということが今だからこそ必要かもということかな、ということを思っている次第。

「朝鮮通信使をよみなおす」仲尾宏 明石書店

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