江戸川乱歩全集光文社文庫版第8巻から地獄風景、恐怖王を読みました。いかにも乱歩らしいという感じの小説ですが、この全集はいい出来悪い出来を含めて網羅してあって、この2編はそういい出来のものでも(作者も自ら言っていますが)ありません。地獄風景は前半は怪奇趣味なのですがエンディングは漫画的ですし、恐怖王も作者自身が構成を考えずに書き出して自ら悩んだというもので終わり方がすっきりしません。が、それでも乱歩ワールドです。昭和初期にこんな小説を楽しんでいたのだなと思いました。
カレンダー
バックナンバー
ブックマーク
- 宮崎学写真館 森の365日
- ネイチャーフォトの写真館です。
- 文庫本大好き-岩波文庫コレクション
- 岩波文庫にこだわりを持ったHPです。
- ケン芳賀のグアム体験ブログ
- グアムでトレッキングツアーを主宰しています。グアムでの戦争語り部でもあります。
- 裏辺研究所
- 歴史から鉄道、科学と民間雑学研究所