また鉄道本です。オタクとは思っていないのですが好きなものでつい買ってしまいます。鉄道関連の雑誌はまぁ鉄道ファン以外普通の人は手に取ることのない雑誌ですよね。もっとも自動車ファンと同じようなものですが絶対人数が少ないから鉄道というとなにかオタクっぽい印象になってしまいます。この雑誌は信越線の歴史を車両関係から追ってみたもので、特に新幹線開通で廃止された碓氷峠越えが(どうしても)メインの話題となります。ちょっと鉄道が好きで鉄道の旅でノスタルジーにひたりたい人には楽しいです。昔、特急あさまに乗って長野に向かうとき、どうして横川・軽井沢間で乗り心地が悪くなるのかわからなかったのですが、傾斜があまりに急なため(千分の66勾配)空気バネのエアを抜いてしまうからなのですね。そんな話を仲間にしてもうけてはくれないのですが。千分の66勾配って簡単に言えば乗っている車両(長さ20m)の前と後ろで1.2m以上の高低差がつくということです。子どもの背丈ほどですから、床にこぼしたコーヒーが川のように流れてしまいます。
「信越線の名列車 新・名列車列伝シリーズ3」イカロス出版
「信越線の名列車 新・名列車列伝シリーズ3」イカロス出版