活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【1月31日】

2008-01-31 | 文庫
 昨日読んだ雑誌一個人に時代劇の話があって、司馬、池波、藤沢を次ぐ時代劇作家の後継者は佐伯泰英の居眠り磐音シリーズだとありました。書店にうずたかく積まれている佐伯泰英の作品は知っていましたが、一冊も読んだことがありませんでした。でもそうまで言われては読まずにはいられないということもあり、昨日買って帰り今日読み始めました。第一作陽炎ノ辻です。最近多くなった文庫書き下ろしというタイプです。いやー評判どおり面白かったです。確かに。22冊出ていますが読まねばなりますまい。

「居眠り磐音江戸双紙・陽炎ノ辻」佐伯泰英 双葉文庫
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【1月30日】

2008-01-30 | 雑誌
 鉄道路線はこうして生まれるを往きの車内で読んで、帰りの電車では雑誌一個人3月号を読みました。一個人は初めて買った雑誌ですが、大人の読書案内という特集で、いろんな作家が人生で感動した本を取り上げています。さらに島田雅彦が取り上げる世界の古典最高傑作30選がなかなか面白く、普段取り上げられない中南米の作家が取り上げられていました。ただ、雑誌にしては誤植が多いのが気になりました。ちょっと恥ずかしいなぁ。特に「オーストリアとハンガリー帝国の属領ボヘミア王国の首都だった・・・」という記述がそのままなのには呆れました。島田雅彦の原稿そのものが間違っていたのか、タイプミスなのか。
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【1月29日】

2008-01-29 | その他
 さて今日は車中で何を読もうかと買い置きを本棚で探していたら、鉄道路線はこうして生まれるというかなり鉄分の濃いムックのような雑誌があったのでそれを持って出ました。車両とか模型とかの話ではなく、地下鉄とかトンネルとか都市路線はどうやって企画され作られたかという話のオンパレードです。信越本線が碓氷峠を越えるときに、どういう過程で路線が引かれたかというのは興味ある話しだし、東海道新幹線500キロあまりが実質3年半という工期で作られたというのは、奇跡のような話だというのも、そうなのかぁと感心して読みました。
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【1月28日】

2008-01-28 | 単行本
 ニュートン3月号を最後までしっかりと読みました。
 ところで初詣といえば明治神宮、成田山新勝寺、川崎大師というのが関東のビッグスリー。なかでも成田山は江戸時代から講が組まれて参詣者が多かった所です。天保以降は年間10万人の参詣者があったとか。成田道中膝栗毛なんて本もあるそうです。成田参詣記という本もあって、絵物語記録となっています。江戸から成田までの道すがらの様子を書き記されたもので、江戸の風俗、村々の様子がよくわかりました。

「『成田参詣記』を歩く」川田壽 崙書房出版
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【1月27日】

2008-01-27 | 雑誌
 昨日に続いてニュートン3月号。ブラックホールの話題の次は次元の話です。1月号で特集されたものの、投書が続いて再特集となりました。0次元から4次元時空までは理解できるのですが、それ以上の次元というとどうも想像がつきません。今の宇宙は多次元世界で5次元以上はコンパクトに折りたたまれていると物理学者は説明しますが、誰もピンと来ないですよね。でも今欧州で作られている加速器が完成すると、その多次元の存在を確認できる可能性があるというのです。ちょっと面白い話です。アレクサンダー大王東征のグラフィックも面白かったです。
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【1月26日】

2008-01-26 | 雑誌
 今日発売のニュートン3月号を買いました。ブラックホール・ホワイトホール特集で他にも面白そうな記事があったので久しぶりに買った次第。記事のレベルは日経サイエンスのほうが高いのですが、グラフィックの綺麗さがニュートンの良さですね。ブラックホールは質量無限大の星なわけですが、星といっても中心に特異点があってそこから光が出て来れない空間の端、事象の地平線までの空間をブラックホールというのですね。特異点はまさに点のわけです。そんな点に少なくとも太陽10個分の質量が集まっているということです。うーむ、深い話だ。
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【1月25日】

2008-01-25 | 新書
 高校時代の物理なのか化学なのかどちらかの教科書の裏表紙に載っていた周期表。爾来んー十年、行が族で列が周期というのですが、その意味を知らずにいましたが、ようやく意味がわかりました。お手柄な本でありました。元素に対して物理屋は陽子、中性子の数が気になり、化学屋は電子の数が気になるのだそうです。ウランより重い元素は人工的にしか作れませんが、加速器を使って狙いを定めた原子核同士をぶつけて作られる新元素発見に物理屋は夢を見て、化学屋はそれが本当に新元素かどうか判定をしていきます。なにしろ、科学の領域でも(昨年のお言葉である)偽が多いのだそうです。水素と酸素がどうやって手をつないで水分子になるのか、金属原子が金属の形を取っている理由は何か、この本は教えてくれました。恥ずかしながら相当化学には自信がないもので。

「周期表入門」小谷太郎 青春新書
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【1月24日】

2008-01-24 | 新書
 こんな本の説明をしてくれる化学の先生がいればもっと化学好きになっていたのに、と思わせてくれるのが周期表入門です。メンデレーエフが発見した周期表を元に元素の説明をしてくれる本で、元素が化合するということがどういうことなのか(電子が絡んでいる)ということを、恥ずかしながらこの歳になって初めて理解しました。そもそも周期表の意味も。出版社が過の日お世話になったあの試験に出る英単語の青春出版社というのも因果な気がします。
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【1月23日】

2008-01-23 | 雑誌
 雑誌フォーサイトを読みましたが、テレビ・新聞では伝えていないことで重要な記述がありましたね。アフリカではソマリアとかコンゴとかの政情不安に加えて最近はケニアでも不安定な情勢です。そしてさらにアフリカの大国といわれる南アフリカが国内分裂にもなりそうなほど政情が荒れているとのことです。治安も非常に良くなく、近づくワールドカップサッカーもFIFAからすると開催場所の変更もありうると考えているようです。
 もう一つこれはひょっとして来年の自分の生死にも関わると思うのですが、パンデミック間近といわれている新型インフルエンザです。それは中国南部かインドネシアあたりからの可能性が高いといわれています。しかし、ワクチンを作るために新型インフルエンザ(まだ新型ではないので鳥インフルエンザ)によって死んだヒトからの抗体を得る作業を、インドネシア当局が拒んでいるというのです。WHOはもしパンデミックが起きれば、インドネシア保健相は国際裁判にかけられるほどのことをしていると怒っているそうです。いろいろな事情と駆け引きがあるようなのですが、ここは人類のためにインドネシア政府には協力をお願いしたいものです。
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【1月22日】

2008-01-22 | 新書
 ロックやポップスターになるのに特別な勉強は無くてもなれますが、クラシック音楽家になるには、やはり音大を出ていないとなれませんね。でも音大を卒業してプロの音楽家に全員がなれるかというと、もちろんそんなことは無くて(経済学部を出ていれば少なくともサラリーマンにはなれるのに)、日本にあるオーケストラは26といいますがそれらが100人くらいの定員をもっているとしてもたかだか2600人で、新規募集などはどの楽団でも数人となるわけで、とても厳しい。交響楽団員になれたヒトは超エリートな音楽家といえます。それでいて楽団員の給料などは決して高給でもないわけで。一部の成功した指揮者、ソリストがそれなりの報酬を得ているといえます。じゃ、ポピュラー音楽家がいいかというと、食うや食わずのジャズマンやロックアーチストの話はよく聞く訳で、何事にも成功するということは大変なようです。でも、一億円稼ぐとしたら、ロックアーチストよりもテノール歌手の方が可能性があって、それは何故かというとテノール歌手はピアノ一台あるステージがあればいいのに、ロックだとやれアンプ機材だ、ステージガードマンだ、舞台装飾だけでオペラ並みのことをしたりで、経費がかかってしまうのですね。なるほど、勉強になりました。

「オーケストラの秘密」みつとみ俊郎 NHK出版生活人新書
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