活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【12月31日】

2016-12-31 | 新書

今年もいよいよ終わりを迎えようとしています。読み残した本、ヒットの崩壊を最後まで読んで、読み収めです。お茶の間が崩壊して、死語になりつつある(サザエさんですら終焉を迎えようとしている)現代は、ネットワークの進化で、この欲求が簡単に満たされるようになりました。自分が10代のころはラジオだけが音源で、少しでも洋楽がかかっている番組を探して、最新曲を聴き、レコード屋へ走ったものです。現代の音源はストリーミングですね。音も映像も。アデルなどは10億回もYouTubeで見られているなど知りませんでしたよ(5年前と最近とでは体形も全然違う!)。日本ではヒットソングのストリーミング率は40%ちょっとだそうですよ。CDを売ることへのこだわりが強いのですね。アーチストもレコード会社も。欧米ではストリーミングでほとんどカバーされているそうです。

「ヒットの崩壊」柴 那典 講談社現代新書

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【12月30日】

2016-12-30 | 電子書籍

今日も年末の買い物などに出て、ゆったりした時間はなかったのですが、合間のちょっとした時間にスマホのKindleアプリでシャーロックホームズの赤毛連盟を読みました。Kindleで20話以上入って99円のものをDLしてあるのです。kindleペーパーホワイトでも、スマホでもiPadでも読めるのでいいもんです。赤毛連盟は小学校の時に読んだ記憶がある作品です。偕成社かなんかの小学生向けホームズでした。はまりましたね、ホームズには。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【12月29日】

2016-12-29 | その他

大掃除第二弾、正月の食品買い出しなどをして年の瀬らしい一日で、活字休養日でした。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【12月28日】

2016-12-28 | 新書

学生の頃はバンドをやっていたこともあって、音楽は大好きですし、音楽業界に行ってみたいというささやかな希望もあったこともあります。ヒットソングにも敏感な時代がありましたが、昨今はそもそもヒットソングというものがあるのかないのか。CDの売り上げは全盛期の半分以下となり、音楽業界はどうなるのか、という声もありますが、実はCD売り上げと背反するようにライブの動員が10年代は一気に伸びました。自分が学生の頃はメディアと言えばラジオかテレビか雑誌。ここから情報を取るしかなく、またお茶の間というのもまだ存在していて、家族でヒットソングを味わえる頃でした。現代はご存知のネット時代。メディアは個に張り付くようになり、家族で共有する音楽が無くなりました。それだけではないのですが、ヒットソングが最近耳にしなくなった理由がその辺にあるらしいです。ちなみに、CD売り上げだけを見るとこの5年間はAKB48が独占していて、では国民皆がAKB48の曲を共有しているかというとそうでもなく、握手会や総選挙の権利を欲しいファンが一人で何枚も買った結果です。CDを買うとポスターが付いてきた時代に生きてきた自分としては、握手会券にCDがおまけになっている感が時代を感じさせてくれます。知らないバンドや歌い手があまりに多い音楽番組を見て、いまのギョーカイはどうなっているのか、と、ヒットの崩壊という新書を読んでいますが、だいぶ構造がわかってきました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【12月27日】

2016-12-27 | 電子書籍

蒼ざめた馬は朝の電車で最後の20%を一気に読み終えましたが、うーむそう来たかというクリスティの罠にはまってしまいました。真犯人をどうやって追い詰めるのか、そこにだけ気がいっていましたがというところです。タリウムという毒薬が体内から検出される時代だからこそできる話です。
さて、早めに読み終わったので、KindleにDLしておいた憂愁のロシア文学傑作集(99円!)のなかからひとつ、ゴーゴリの外套を読みだし、帰りに読み終えました。1840年に書かれ19世紀の帝政ロシア時代の庶民、下級官吏、中級官吏たちの姿が描かれています。今年はあまり世界文学全集もの読みませんでしたが、年末にひとつ読んだことになります。訳がいいのか(戦前に訳されて定評のものです)、読みやすかったです。

「蒼ざめた馬」アガサ・クリスティー ハヤカワ文庫電子版
「外套」ゴーゴリ 岩波文庫底本青空文庫

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【12月26日】

2016-12-26 | 電子書籍

蒼ざめた馬は殺人事件がドラマの始まりですが、オカルトを背景にしたもっと大掛かりな連続殺人が行われているのではないかと、主人公が思うところから話が進展し始めます。一見して不審死と思われない人の死亡が、実は殺人なのではないかと薄っすらと感じ、自らをおとり台にして犯人を誘うのです。70%まで読みました。明日はいよいよ事件の解明です。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【12月24日】

2016-12-24 | 電子書籍

ビックコミックオリジナルで連載の始まったのとへんな毒、すごい毒という本でタリウムの話に出てきた蒼ざめた馬の話が重なったので、これは読むしかあるまいとAmazonでDL。読み始めています。今までのクリスティーの本の舞台は大体20世紀前半の時代が多いのですが、この本の舞台は61年発表ということで現代に近いものです。エベレスト登頂の会話も出てきますし。本日は半分近くまで進めました。主人公は探偵でもなんでもないのですが、この事件(最初に神父が殺される、ビックコミックオリジナルでは医者に代ってますが)に対する興味と関わりから義憤のような形で推理を進めざる得ない感じになっているところです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【12月23日】

2016-12-23 | その他

雨上がりは季節外れの気温で18℃もありましたから、雨戸を洗ったりベランダをきれいにしたりと大掃除その1を行うのに絶好でした。午後は買い物に出て、なんと10年ぶり以上にスキー板を買ってしまいました。若い頃は数年おきにおニューの板を使ったものですが、この頃は年1回のスキー行きなので、息子のお古の初心者用でお茶を濁していましたが(大昔と違って初心者用でも十分上級者でも使えます)、さすがに高速ターンの切れ味を求めてましな板を買うことを先シーズン決意し、今年買ったのであります。活字とは全然関係な話でございますが・・・。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【12月22日】

2016-12-22 | 文庫

へんな毒、すごい毒を読み終えました。ちょっと前の話になりますが、女子高校生が自分の母親にタリウムを実験台として盛った事件がありました。タリウムは原子番号81の重金属です。先週発売されたビックコミックオリジナルではアガサ・クリスティーの蒼ざめた馬を原作にしたポワロ漫画・名探偵・英玖保嘉門の推理手帖が再開されているのですが、この蒼ざめた馬で使われた毒がこのタリウムということす。クリスティーの作品は有名どころは読んでいるのですが、この蒼ざめた馬は知らない作品でポワロやミス・マープルが出てこない一発ものだからですね。タリウムの致死量は1gだそうです。即死というよりもじわじわと体が蝕まれていくという感じで、女子高校生は冷徹に母親を観察していたといいますから凄いものです。タリウム中毒は胃腸炎、脳卒中、アルコール性神経炎などの多くの似たような病気と似ていて犯罪に使われていても見過ごされることが多くて手遅れになるケースがあるそうです。

「へんな毒、すごい毒」田中真知 ちくま文庫

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【12月21日】

2016-12-21 | 雑誌

冬至にしては暖かく、明日はさらに暖かい予想です。ストーブが要らないくらいです。
本の窓1月号を読みまして、その後はへんな毒、すごい毒です。イモガイという貝が世界のあちこちにいて、巻貝ですが結構きれいなのでコレクターも多いそうです。でもダイバーには危険動物で、歯舌という器官で刺されると死ぬこともあるそうです(致死率60%)。その毒はコノトキシンというものですが、毒は薬にもなるということで、この毒から作られるジコノチドという鎮静剤はモルヒネをはるかに上回る鎮静効果があり、耐性も習慣性もないのだそうです。末期がんなどに使われているそうで、モルヒネが最後の鎮静剤とばかり思っていましたが、実はこういう薬もあったのですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする