先週読まなかった日経ビジネスを読んでから平凡新書から先月出た昭和大相撲騒動記を読んでいます。昭和の初期に大相撲力士が待遇改善を目指してストライキを行った話です。大相撲は最近も満員御礼が出ない日も多く何か改革しなければという機運もあるのですが、例えば貴乃花親方が若乃花と相続を巡ってごたごたしていたとき、若乃花に比べて分の悪かった貴乃花でしたが改革案を発表したところ、北の湖親方に出過ぎているとたしなめられたことがありました。しかし、その改革案は一般人が読むと実に常識的で当たり前なことなのですが、封じられてしまったわけです。こと一つ取っても上下関係が硬直している大相撲の世界は昭和の初期になるともっとひどかったわけで、その頃の待遇改善運動の険しさが伝わります。
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