この小説の面白さがわかるのは30代過ぎの人ではないでしょうか。そもそもこの本を手にしたのは村上春樹の紀行文で、著者が旅行用に持っていたのがこの本。著者は高校時代にこの本を読んだのですが、面白さが今ひとつわからなかったそうで、でもその旅行中に読んだとき(村上春樹が30代)ともても面白く読んだというのに啓発されて読んだのです。
うーむ、確かに面白い。30代とおぼしき中年達がそれも1920年代のフランスとスペインを舞台に友達であったり愛人であったりする、ひょっとするとちょっと昔に流行った男女七人のトレンディドラマのような関係を持つのですが、もちろんそれはドラマよりずっと文学的なことはいうまでもありません。
ちょっと粋な男女の恋愛小説を読みたかったらお奨めです。
「日はまた昇る」ヘミングウェイ 新潮文庫
うーむ、確かに面白い。30代とおぼしき中年達がそれも1920年代のフランスとスペインを舞台に友達であったり愛人であったりする、ひょっとするとちょっと昔に流行った男女七人のトレンディドラマのような関係を持つのですが、もちろんそれはドラマよりずっと文学的なことはいうまでもありません。
ちょっと粋な男女の恋愛小説を読みたかったらお奨めです。
「日はまた昇る」ヘミングウェイ 新潮文庫