活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【4月30日】

2010-04-30 | 単行本
昨日に続いて宇宙から恐怖がやってくるを読んでいます。9つの恐怖のうち最初の恐怖は天体の衝突です。恐竜が滅んだ原因となった直径10kmクラスの小惑星の衝突はそう滅多にないことですが、100mクラスのものは20世紀にシベリアに落ちてきたくらいですから、今世紀もありえますよね。人類が破滅することは無いでしょうが、東京の真上で爆発すれば100万人は死にそうです。ではどうすればいいかとなると、映画アルマゲドンのように核爆弾でやってくる前に粉砕してしまえというのはちょっとあり得ないそうです。鉄で出来た惑星なら効かないし、柔らか系だと砂袋を蹴飛ばすようなものなのだそうです。
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【4月29日】

2010-04-29 | 単行本
今年の4月は寒い日が多くて春という気がしないままに終わりそうですが、5月を迎えようとしてようやく初夏らしい陽気が連休初日から始まりましたね。ようやく冬物の服をクリーニングに出し(全部で5千円もかかってしまいました)、夏物のスーツなどを出し、着なくなった衣服を海外に送るNPOに送る準備をしているうちに夕方近くなっていまいました。かなり以前に買った吉田秀和の音楽随筆時の流れの中でを本棚から取り出して読んで、次に新刊で買ったばかりの宇宙から恐怖がやってくるを読み始めました。吉田秀和の随筆は相変わらず面白いし、宇宙から恐怖がやってくるは地球が滅びる9つのシナリオを書いたもので、しょっぱなから面白くてはまりそうです。

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【4月28日】

2010-04-28 | 雑誌
先週佐藤優の勉強術だけ読んだ本の窓5月号の残りを読みました。けっこう読み応えがあった今月号でした。絵の特集で赤瀬川源平、榎木孝明、城戸真亜子が載っていました。八〇年代生まれとミステリーを読むという佳多山大地の連載で、2001年度の江戸川乱歩賞を(満票で)取った高野和明の13階段を絶賛していたので読みたくなりましたね。
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【4月27日】

2010-04-27 | 文庫
 井上靖作のチンギス・ハン伝記、蒼き狼を読了。13世紀に超新星のごとく輝いたモンゴルはチンギス・ハンを生み出したことでヨーロッパの歴史をも変えました。モンゴルの西域制覇の過程は殺戮に次ぐ殺戮であって、ペストまみれのネズミもヨーロッパ側の護る城内に放り込んだそうです。チンギス・ハンは狼であることを自分に強いて、戦闘に身を置くことが生きることであったのだそうです。角川映画の蒼き狼は駄作の評が多いのですが、ほぼ同時期に上映されたセルゲイ・ボドロフ監督 浅野忠信主演のモンゴルはアカデミーにノミネートされただけあって、評価は全然上ですね。こちらの方のDVDは借りてこようかな...と。

「蒼き狼」井上靖 新潮文庫

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【4月26日】

2010-04-26 | 単行本
井上靖の蒼き狼を読んでいます。モンゴルが世界史に名をとどめた英雄テムジン、チンギス・ハンの物語です。先日映画になった気がしますが、あまり話題になりませんでした(角川映画のほう)。小説はもちろん面白いのでありますけど・・・。今日は半分進みました。
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【4月25日】

2010-04-25 | 雑誌
 小学館の広報誌本5月号を読みましたが、この雑誌ではとにかく佐藤優の勉強術が第一の読み物ですね。先日読んだ読書術にもつながるのですが、功利主義者と自らを標榜する著者は役立つことしかやらない、読まないという立場です。どうしたら勉強が身につきますかという読者からの投書が多いのだそうですが、暗記だけに頼るような勉強はなにも残らなく、理解をすすめる勉強が必要であるといいます。特に高校から大学2年までの教養課程に属する内容を理解しておく必要があるといいます。特に高校の数学だそうで、最近出たブルーバックスの高校数学の本はお薦めだとか。

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【4月24日】

2010-04-24 | 雑誌
 鉄道全路線41仙石線を読んで、発売日に買ったものの読んでいなかったビックコミックオリジナルを読みました。ビックコミックオリジナルは岳が一番面白いです。来年小栗旬で映画化されますが、息子は何で岳が小栗なんだと憤慨していました。自分としては誰でもいいのですがね。
 本棚を整理していたら、ちょっと前の最新・地球学というムックを手に取ってしまい、立ち読みしてしまいました。コンピュータで計算すれば未来も過去も日食の発生日は場所と日時が簡単に特定出来るのですが、1500年くらい前の日食だと当時の記録された場所と計算で出た場所とがずれているのだそうです。それは実は自転周期が遅くなったためにずれが発生したとのことだそうです。4億年前は一日が22時間、3億年前は23時間だったそうで(公転周期は変わらないので一年の日数が多かった)、それは潮汐によって遅くなるのですが、大陸の位置関係も影響していて、2億年前からの大陸の位置は潮汐効果を薄めているとか。そして自転が遅くなると月が離れていくので、年に4センチ遠のいているのだそうです。むむむと妙な感動をしながら立ち読みしてしまいました。

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【4月23日】

2010-04-23 | 文庫
古代文明と気候大変動を読了。考古学の学問的解説というよりも物語という書き方ですね。人類2万年の歴史が気候にどう振り回されてきたかとお話しです。氷河時代にクロマニヨン人がネアンデルタール人に代わって生きる術を獲得して唯一のホモサピエンスとして生き残ったところから、人類史は始まるのでありますが、その後も氷河の前進、後退、旱魃と洪水にも翻弄されてきました。

「古代文明と気候大変動」ブライアン・フェイガン 河出文庫

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【4月22日】

2010-04-22 | 文庫
 古代文明と気候大変動を引き続き。まだ半分強残っています。黒海はかつて内海でしたが、氷河が溶けた際に大量の水が流れ込み、それまで地中海とは水位が違っていたのですが、この大量の水の流れ込みによって、あっという間に水位が逆転して、まさに怒濤のごとく黒海から地中海に水が流れ込んだとか。黒海の周辺で農業を営んでいた人たちは、この急激な水位の上昇(1日15センチ!)で畑はあっという間に水没したわけで、大災難を被ったと言うことらしいです。紀元前5600年のお話しです。
 日経ビジネスで日教組委員長とのインタビューが出ていましたが、憤飯ものでありますね。なんかずれている人です。日本国家というものを愛していない、こういう人に子どもの教育を任せられないなぁと憂慮した次第。
  

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【4月21日】

2010-04-21 | 文庫
 B・フェイガンは気候考古学者でこの手のジャンルでは有名な人なのですが、古代文明と気候大変動では地球温暖化は炭酸ガスのせいだとしていますし、気候変動の要因は地球軌道の偏心など太陽熱の変動があるとしています。しかし太陽放射熱の変動では地球の気候変動に結びつくようなほどの変動はないということが判っていますし、炭酸ガス説もこの本に表としてある大気の炭酸ガス率と気温の変動図でも炭酸ガスの上昇は気温変動の後に動いていることが見て取れ、これでは炭酸ガスが気温変動の原因とはいえないことを証明しているようなものです(実際、気温が上昇すると海から炭酸ガスが発散するのだそうです)。著者は考古学者であって、気象学者あるいは天文学者ではないのでありますね。まぁそのことを抜けば、本筋の考古学的考察は面白いものがあります。

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