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活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【7月10日】

2025-07-10 | 電子書籍

歴史小説というジャンルでは男性中心のものがほとんで、かの司馬遼太郎も女性が主人公のものを聞いたことがありません。戦国時代までは女性がかなり歴史の表舞台にあって、歴史を動かしてきたことは事実。永井路子はそういう女性を掘り起こして、歴史小説全集まで出ました。NHKでのトークでこの全集からいくつかの作品を語り、終了後エッセイ化したものを読みました。へえと気づきを与えてくれる話でした。

「美女たちの日本史 中央公論社電子版」永井路子 ゴマブックス

 

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【7月9日】

2025-07-09 | 電子書籍

鎖骨整形の手術をうけまして、全身麻酔をしたあと回復に3時間余。そのあとは朦朧とした頭でトイレに立ちましたが、左腕に痛み止めの麻酔注射がされているので、アームスリング(昔でいう三角巾)から外れたら、ただの肉棒がぶら下がっているようで、我ながら気持ち悪かったです。
手術のまえの待ち時間に、Kindoleで読んだのが(山小屋と同じくこういう時はKindoleに限ります)杉本苑子の美女たちの日本史。歴史上に名を残した女性の話です。

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【7月2日】

2025-07-02 | 電子書籍

最近は図書館に足繁く通っているのですが、(文学作品の)書架を眺めていると、かつて名のしれた作家の単行本が静かに資料のように並んでいて、一方でこの作家の作品がこれしか並んでいないのかと思ったりもします。職業作家は食うために売れる本を書いてきたわけですが、売れなくても純文学を書き続けるという人は今やいないのでないでしょうかね。ただでさえ本が売れないというご時世で、作家も大変です。また出版社を通さずにネットで作品を発表する人もいますね。かつてのベストセラー作家とその作品は今はどう評価されているんだろう、と文芸評論家の小谷野淳の本を読みましたが、面白かったです。発表当時の評価と今になっての評価とが、時代の流れですっかり変わって、この一作品で名を残した作家もいるし、数多く発表しても埋もれてしまった作家もいます。それぞれの作家のファンは見方が違うかもしれませんが、楽しめました。

「忘れられたベストセラー作家 電子版」小谷野敦 イーストプレス

 

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【6月16日】

2025-06-16 | 電子書籍

南アルプスの鳳凰三山に登るべく、今日は地蔵岳手前の鳳凰小屋に泊まっています。登山の小屋泊ではKindleを持って行って読みます。山小屋は電灯が暗いので紙の本を持って行っても読めないのですね。なので電子ブックに限ります。登山中には木暮理太郎の著作集を読んでいますが、今日は読み終えました。明治終わりから大正昭和の登山家です。東京の浅草に通称12階という日本一の高層建築がありました(関東大震災で壊れてしまいましたが)。ここに登って関東平野を巡る山々を観測して山座同定していました。高層建築などない時代で、空気も澄んでいるので、とんでもなく遠い山々が見えているんですね。

「木暮理太郎著作集」Kindle

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【5月21日】

2025-05-21 | 電子書籍

日本列島5億年の成り立ちを、それがわかるところの写真(名勝が多い)を中心に解説した図鑑のような本です。地球史を365日にすると、日本列島の歴史は5億4千万年前カンブリア紀から始まるそうで、それは11月下旬となります。ただその頃は大陸の東端の部分だったのですが、2000万年前に地溝帯となって分離を始め、日本海が割れ始めたのです。それまでもイザナギプレート(今の太平洋プレートにあたる)からの付加体がくっついていて、南アルプスはその頃(白亜紀)の付加体でできていて、北岳の御花畑は付加体の多様性によるものだそうです。日本海ができてからは、火山、フォッサマグナ、付加体が日本列島に化粧を施すことになりました。そのかつての様相が今に残るところを写真で紹介していますが、そういうのは殆どが名勝です。

「日本の地質と地形」高木秀雄 誠文堂新光社

 

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【5月8日】

2025-05-08 | 電子書籍

予定通り理太郎の道を逆に歩き、往時を偲びながらの山行となりました。2000m以上では5℃以下の気温でしたが、下界に降りると20℃を超えていて、また降りるにつれて木々が芽吹き、葉がしっかりし、桜も咲いてと冬から初夏への移ろいが感じられました。今日は活字お休みです。

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【5月7日】

2025-05-07 | 電子書籍

奥秩父の百名山甲武信ヶ岳に登りに来てまして、山のすぐそばの甲武信小屋を今日の宿としています。2400mのこの小屋の周囲は雪が残り、ここに来るまでは軽アイゼンがないとこれません。去年の今頃は石楠花が満開だったそうで、今年は雪深い5月となっているそうです。この奥秩父をこよなく愛したのは明治の登山家小暮理太郎です。地形図がまだ整備されていない時代に、登山装備も今とは全然違い、食事は米を持って上がり毎度毎度炊くのでありました。小暮理太郎の雁坂峠から甲武信ヶ岳に至る縦走を書いた小品が印象的で、明日はそのコースを逆にたどります。今日は早くに小屋に着いたので、理太郎の作品集を読んでおりました。

 

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【2月28日】

2025-02-28 | 電子書籍

木暮理太郎という明治から大正にかけての登山家がいて、多くの文章を残しました。多くが青空文庫に収録されていて、その中から奥秩父の山旅日記を読みました。まだ地図(地形図)もまともでなく、道標などあるはずもない山道を歩きました。文章をたどりながらスマホで地形図も開き足跡を確認しました。先年、東京の水源である笠取山から唐松尾山を歩いたコースの逆を歩いた文章があって、バスが通じていない集落が登山口なのですが(当然マイカーです)、理太郎氏は中央線塩山駅から歩いてたどったのです。青梅街道の最高点である柳沢峠までは今は国道がありますが、当時は塩山駅からもう山道だったと思います。そもそも中央線が飯田町駅が始発駅であり、各駅列車名古屋行きに乗って夜明け頃に塩山に行着いたという時点で時代を彷彿とさせます。とにかく脚が全てで、食事も毎度コメを炊くのですね。炭焼き小屋みたいなところに一夜の宿を頼むときは、炊くのだけお願いしています。全ての道が今の言い方ではバリエーションルートであった時代の話です。

「奥秩父の山旅日記」木暮理太郎 青空文庫

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【1月30日】

2025-01-30 | 電子書籍

化学は化学式、モルの計算、ベンゼン環が基本の基であります。これを乗り越えればなんとかなりますね。一度読んだら忘れないというタイトルですが、一度読んでも理解しきれませんでしたね。こんなことも知らないのというレベルを知らないので理解できないのですね。「こんなこと」もしっかりと教えて欲しかったです。酸化とは酸素が結びつくことなのですが、実は水素イオンを放出するというのが酸化なのだそうで、還元はその逆ということです。そこが今ひとつわからないまま読み終えてしまいました。

「一度読んだら絶対に忘れない化学の教科書 電子版」左巻健男 SBクリエイティブ

 

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【1月29日】

2025-01-29 | 電子書籍

化学の勉強の2日目です。化学とは原子間で電子のやり取りを行うことで起こる状態変化のことですが、電子のがそういうことを起こすには原子における電子軌道の最外殻の数がものを言うということは、化学を知っている人には基本の基ですが、多くの人はそんなことは知らずに高校を卒業していますよね、多分。自分は社会人になってかくも長い期間そんなことは知りませんでしたよ。

 

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