活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【4月30日】

2008-04-30 | その他
 ネット版で週刊エコノミストを2週間分読みました。サブプライム問題から信用恐慌寸前となりさらに大恐慌はあるかということですが、現代の金融政策ではまず起こらないだろうらしいです。でも、経済学は将来を予測して当たったことはありませんから、本当か~~?という感じですね。
 日経サイエンス6月号をパラパラ。海洋資源の枯渇が問題になっていますが、その中でもクロマグロの資源がかなり厳しいようで、マグロのように食物連鎖の頂点にある動物はなかなか数を減らすと戻るのが大変です。世界的な寿司ブームでマグロ全体の資源枯渇がいわれていますが、クロマグロは特に厳しいといえます。うーむ、今のうちにせっせと食べるべきか、みんなでマグロを控えるべきか、悩むところです。

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【4月29日】

2008-04-29 | 雑誌
 宇宙の特集がある科学雑誌は思わず買ってしまいますな。日経サイエンス6月号は宇宙の歴史が消える日という特集でゲット。最近の宇宙論では宇宙は膨張の加速度を早めているということなのですが、そうなると、今見えている遠くの銀河はやがて見えなくなってしまう(事象の象限の彼方へ行ってしまう)し、一方で我が天の川銀河のある銀河団は全部一つにまとまって球状星団になってしまうということです。50億年後に夜空を見上げると、アンドロメダ銀河が大きく全天を占めているというイラストがありますが、さらに100億年後には天の川銀河団は一つにまとまり、それ以外の銀河は視界から消え(もちろん太陽は赤色巨星となり死を迎えていて、地球も飲み込まれていると思うのですが)、100兆年後には全ての元素はブラックホールへと収束してしまい、まさに宇宙の死というかそういうことになるのだそうです。興味ある人はお読みください。鳥インフルエンザがなんだーーと思ってしまいます。

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【4月28日】

2008-04-28 | 単行本
 地形とか地理に関する本が好きなのですが、土地の文明という本もそれに近い本ということで読みました。冒頭の江戸城の秘密は面白く、江戸城の正門は(普通大手門が正門だと思っていましたが)半蔵門だという説は、けっこう納得できるものでした。その証拠に半蔵門に通じる道(現代でいえば新宿通り)は、尾根道であり両側に尾張、紀伊屋敷を従い、(橋ではなく)土手道でつながっているということだそうです。なるほど、日比谷に面した大手門よりも半蔵門のほうが、地形的には正門だと思われます。
 などという話が続くのかと思っていたら、後半はちょっと説教じみた話が多くて閉口もしました(著者は国交省官僚の出)。

「土地の文明」竹村公太郎 PHP研究所


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【4月28日】

2008-04-27 | その他
 連休初日につき活字も休日となりました。活字を連休にするつもりはありませんが...。

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【4月26日】

2008-04-26 | 文庫
 三権のうちの行政の長総理大臣と立法の長衆議院議長を経験したことのある人は幣原喜重郎だけです。マッカーサーの指示で新日本国憲法を作るときに、最初の草案は突っぱねられ、結局アメリカの作った草案がベースになったのですが、私めが憲法の先生にならったのは、幣原の憲法草案はあまりにも保守的で、明治憲法の域を抜けていなかった、と教わり、幣原って保守主義者だったのかというイメージを持っていたのですが、この本を読むとどちらかというと現実派というか、外交の本質を守ったというかそういう人だったようです。石橋湛山のことが全然出てこなかったのですが、石橋の言論をどう受け止めていたのか知りたいところです。なかなか面白い本でした。

「外交五十年」幣原喜重郎 中公文庫

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【4月25日】

2008-04-25 | 文庫
 久しぶりに市民ランナーズの雑誌ランナーズを読みまして、夏のランニング計画を考えたりした後に、幣原喜重郎の外交五十年を読み始めました。幣原は戦前幣原外交といわれた外務大臣で、戦後は(政界引退をしていたところ)吉田茂に担ぎ出されて総理大臣も務め、日本憲法を策定にあたりました。戦後しばらくして読売新聞にインタビューされ連載されたものが本になったものですから、読み口が優しいものになっています。


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【4月24日】

2008-04-24 | 新書
 小説(特に歴史小説)は作家の思い入れと推論で主人公が形作られるわけですが、必ずしも史実ではないわけです。史実を追っている歴史研究家の本を読むとかえって歴史小説のおもしろさが増しますね。信長と消えた家臣たちは、信長に粛正された家臣、外様家来が描かれていますが、著者が研究家であるので一次資料をもとにしたこういう本は、時代小説とは違う歴史そのものを味わえますね。

「信長と消えた家臣たち」谷口克広 中公新書

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【4月23日】

2008-04-23 | 新書
 いわゆるテレビ、映画では歴史的英雄が数多く取り上げられていまして、また織田信長などは日本人で一番気に入られている人物でありますが、教科書的な歴史の流れだけではなく、もう少し歴史をミクロにみると数多くのサイドストーリーがあるわけですね。多くの書物では出てこない人物が信長の周囲には多くいて(当然信長だけに限られる訳ではないのですが)、信長研究者が書いた本にはそういうサイドストーリーが多く載っています。読み始めました信長と消えた家臣たちはそういう本です。

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【4月22日】

2008-04-22 | 選書
 住んでいるところが平野で、平野はほとんどの所が人による変化を受けているので、大昔ココがどうだったというのを感じさせてくれることは滅多にありませんが、山に登るとそこには断層とか氷河地形とかがあって、日本列島1000万年の歴史を見ることができます。山を登るのは何故かという問いには、色々とありますが、ボクが登るとすればそういうものを見たいからということになりそうです。500万年前に丹沢山塊が南の海から日本列島にぶつかって、その後100万年前に伊豆半島がぶつかって、丹沢は皺をつくるように押しやられたとかいうのは実に面白い話だなぁと思います。この本を読むと居ながらにして日本列島の姿が見えてきますが、山に行きたくなります。

「山が楽しくなる地形と地学」広島三朗 ヤマケイ山学選書

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【4月21日】

2008-04-21 | その他
 朝の駅で今開催中のディストネーション山梨のパンフレットを見つけたので、行きがけの電車でめくっていました。JR支社が主催する一県まるごとの観光キャンペーンなのですが、この前は千葉がやって成功していましたので、同じ穴の狢を狙った感じですね。
 ビックコミックオリジナルを読んで、山が楽しくなる地形と地学をぱらりと数ページ。

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