元防衛庁長官である石破茂の長官時代と防衛への思いを綴った国防を読みました。米ソの冷戦時代はまず世界大戦など起きないしベトナム戦争のような局地紛争が起きても日本ははっきり言って蚊帳の外みたいに傍観していました。だから社会党のような非武装中立なんて当時は先進的な思想のように感じていましたが現代ではお笑いにしかならない考え方がまじめに国会を風のように抜けていましたが、当節テロという身近な問題が国防上の問題になると、そのような砂上の楼閣の論議をしていても始まらないし、イラク、アフガニスタンなどを通じて自衛隊が出動する時勢では日本国民も世界の中で傍観者であったり金を出せばいいということにはならなくなったという意識が芽生えているように思います。
この本は防衛というものを考えるヒントをくれる物だと思いますなぁ。
「国防」石破茂 新潮社
この本は防衛というものを考えるヒントをくれる物だと思いますなぁ。
「国防」石破茂 新潮社