活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【6月30日】

2017-06-30 | 新書

朝鮮は2000年の歴史のうち1000回も異民族の襲撃を受けてきたそうです。そういうことを背景に、朝鮮ならではの文化が生まれたと思われます。二股外交、二枚舌、寝返りと裏切り、復讐などなど。あまりきれいな言葉は並びませんが、高麗史を読むと以降の歴史でも同じことが繰り返されてきたとわかり、現代の政治もその延長にあるように思われます。そこに日本が日本の感覚で話せばわかると近づいても、こちらが手玉に取られてしまうのですなぁ。

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【6月29日】

2017-06-29 | 新書

本当に悲惨な朝鮮史、タイトルは衝撃的ですが、厭韓本ではありません。現代の朝鮮を読み解く本ということです。およそ、日本では考えられないほど君主による暴力的な民衆支配が繰り返されてきたという事実を知っておく必要があるな、と思います。日本にも無能な君主はいましたが、すぐに周囲によって淘汰されてしまっています。しかし、かの国では暴政の君主が出たら、倒すことよりも他国の支配を望むみたいなところがあります。これも、大陸にあっていつも周囲から攻め込まれしまう歴史と無縁ではないでしょう。

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【6月28日】

2017-06-28 | 新書

越境の古代史を読んでいると、日本のことだけではなく朝鮮史も連動する形です。飛鳥、奈良時代の朝鮮は高句麗、新羅、百済の三国鼎立の時代です。新羅がいったん半島を治めたかになりましたが、高麗が半島を統一します。そして李氏朝鮮を経て近代になるのですが、高麗の歴史というのが意外と盲点になっているそうです。そう思った人がいて自分で高麗史を研究した新書が、本当に悲惨な朝鮮史というもので、タイトルは刺激的ですが、現代の韓国の日本的には受け入れられない言動も高麗史まで遡ると理解できるというのです。日本が李氏朝鮮の鎖国政策をこじ開けたころ、朝鮮は王朝と両班と庶民の3段階の階級があって、両班による庶民の搾取、身分差は当時挑戦を訪れたヨーロッパ人の記録にも残っています(有名なのがイザベラバードのもの)。越境の古代史につづいて、新羅以降の朝鮮を知るということと、李氏朝鮮のそういう社会文化ももとをただせば高麗であるという著者の主張を読んでいます。

「越境の古代史」田中史生 角川ソフィア文庫

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【6月27日】

2017-06-27 | 文庫

日帰り出張をしてきたのですが、越境の古代史を読み終えずです。文庫本ながら、選書にしてもいい内容です。飛鳥から奈良時代は300年ほどの時がありますが、教科書では1ページくらい。でもそこには日々の積み重ねがあったわけで、完全ではないけれども、当時の人たちの歴史を少し詳しく(文庫1冊に引き伸ばして)知ることができています。その後江戸時代にいたるまでの貿易の流れは既に始まっていたということが良く分かります。

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【6月26日】

2017-06-26 | 文庫

越境の古代史です。日韓、日中は政治的にぎくしゃくしていますが、外交の記録が残っているのは卑弥呼の時代から。中国の魏史に卑弥呼の名前が出てくるわけですが、5世紀頃からヤマト政権と百済、新羅、高句麗と、そして中国の東晋、梁、隋との交流が始まるのですが、日本史で必ず習った任那日本府。いかにも日本が半島南部に領地を持っていたかのようですが、事実はそうでもなさそうで、そもそもこの時代日本という名称は存在していなかったし、交流の結果、日韓の混血がいっぱい暮らしていて、後の時代にそのことをそういう風に言いまわしたようなのです。安羅とか小さな地方国家があったのが事実です。古代の日本は凄かったなんて誤解しない方がいいですよね。

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【6月25日】

2017-06-25 | 電子書籍

dマガジンで読みかけの週刊東洋経済のアマゾン特集、そして鉄道ファンを読んでました。まぁ考えてみるとアマゾンってすごい身近です。書籍類はリアル書店にも行きますが、ネット買いはアマゾン、小間物を買うのもアマゾン、会社に行けば会社そのものがAWSというサーバーシステムを使っている。そして今日はアマゾンビデオでメンタリストを5本視た休日でした。

 

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【6月24日】

2017-06-24 | 電子書籍

dマガジンで週刊東洋経済を読んでいました。アマゾン特集です。アマゾンは最近アメリカでリアル店舗の出店を加速していて、本屋の新規オープンをしていますが、アマゾンフレッシュなどは既存スーパーを拠点にした方が効率がいいので、中高級スーパーであるホールフーズを買収するという大きなニュースがあったばかりです。日本ではヤマト運輸の残業未払い問題などがあって、即日配送の是非が絡んでアマゾンとヤマトとの駆け引きが秋まで続きそうです。別に即日配送なんで要らないと思うのですが、あった方がいい人が多いのでしょうかね。そもそも、店は電車の始発時刻から終電まで開いていればいいと思っていますがね。買い物は自分で動く、動けない人(弱者)は個配を頼む、ただし翌日という考え方なのですが。

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【6月23日】

2017-06-23 | 文庫

歴史は大好きなのですが、歴史のどこが好きかと言われると、今は日本の古代史ですね。5世紀以前、中国では後漢も終わって三国志の時代も過ぎているのに、日本はどうしていたのか。朝鮮半島との兼ね合いで、やがてヤマト朝廷となる大王の権力と諸国の豪族との関係、など、日本書紀では現されていない時代に興味がありますね。ということで、越境の古代史というのを読んでいます。

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【6月22日】

2017-06-22 | 雑誌

本の窓7月号を読んでいましたが、この広報誌、面白いのですが、どうしても巻頭の菅原文子のエッセイだけは気に入りません。毎回毎回原発は無くなれ、安倍政権はろくでもないの繰り返しで、今回は日本は永世中立国になるべきだなどと時代錯誤の発言があって、気が滅入ります。それを乗り越えても中島京子の似たような対談があってこれも気が滅入るのですが、何とか乗り越えてようやくいつもの連載にたどり着きます。

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【6月21日】

2017-06-21 | 文庫

酒池肉林、読了。20年以上前に新書で出ていたものが13年前に文庫に収められたのですが、読んでいて古さはありませんね、こういう内容のものは。異民族支配や王朝の興亡時に起きる混乱、宦官や官僚の賄賂政治、などを通していまの中国の文化が築き上げられてきたのですが、特に平然と賄賂で物事を解決する文化というのは現代にも通じるもので、一朝一夕に変わるものではありませんね。逆に言うと民衆はしたたかに4千年生きてきたとも言えます。これからもしたたかに生きていくのでしょう。

「酒池肉林」井波律子 講談社学術文庫

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