活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【8月31日】

2019-08-31 | 電子書籍
井上靖の楼蘭を読了。12編の短編集です。8編は表題通り古代中国を舞台にしたものですが、4編は日本が舞台のものです。以前ブラタモリが那智・熊野を巡ったとき、海岸の補陀落寺のロケがありました。補陀落寺は山から下りてきて海岸にぶつかった所にあるのですが、そこが終わりでは無く、海に出て観音に会いに行くという出発の場であったという話でした。上人が小舟に(ほぼ監禁状態で)乗って渡海するということが昔何回もあったということで、舟も展示されていたのですが、それを記した補陀落渡海記というのが、ブラタモリをみたおかげでよく理解できたのは面白かったです。明智光秀の本能寺の変は丹波平定時の地侍の怨霊が一因であったとい話、明治の磐梯山噴火の話など、こちらの話もとても面白かったです。

「楼蘭」井上靖 新潮文庫kindle版

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【8月30日】

2019-08-30 | 電子書籍
本というのは一冊にかかりきりになるよりも数冊並行して乱読した方がいい、という声を聞きます。というわけでもないのですが、床中読書用として、ゼロの博物誌というのを読んでいます。古本屋の店頭のワゴンで買ったものですが、ゼロがいつごろから生活に入ってきたのかということが書かれています。ゼロはインドが源と聞いていますが、ゼロがないと位取りができないので、計算がとても大変だと思います。大きな数をいうのは単位を付ければいいのですが、千五百四十一×三百二十四なんてのはどういう風に計算すればいいのかちょっとわかりませんね。1541×324なら簡単です。江戸時代の数学者は凄いと思います。

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【8月29日】

2019-08-29 | 電子書籍
井上靖を今日も引き続き。古代中国と周辺民族に関わる短編が続きます。敦煌では中国側の視点で物語が進んでいましたが、こちらの短編では匈奴側の視点だったり、玄奘三蔵によるセイロン島の言い伝えなどが井上靖によってよみがえっています。

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【8月27日】

2019-08-27 | 電子書籍
井上靖の楼蘭を読み進めています。西域と中国との関わり合いの話しなのですが、想像力たくましく話は進みます。
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【8月27日】

2019-08-27 | 電子書籍
井上靖を引き続き。西域のロマンを感じる作品群です。20世紀の西域と言われたところは、タクラマカン砂漠の上下にあった国家群と都市のことですが、現在では中共のウイグル人問題もあったりして、夢もロマンも感じなくなってきていますなぁ。

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【8月26日】

2019-08-26 | 電子書籍
dマガジンで山と渓谷9月号を読みました。地図特集ということで、これは外せませんな。地図特集というと今までは紙地図の読図ということに焦点が張られることが多かったのですが、昨今の流れとしてスマホ地図(電子地図)と紙地図との関連が記事を占めていました。あー、山に行きたいなぁ。

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【8月25日】

2019-08-25 | 電子書籍
水田の色が緑から黄緑色に変わってきました。もう刈り取りが始まった部分もあります。最近は穂がなる前に牛舎の冬の干し草用に田んぼを作っているところもあります。
dマガジンでハワイ本を2冊。

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【8月24日】

2019-08-24 | 電子書籍
井上靖の楼蘭を読みました。この文庫は短編集なので楼蘭というタイトルの長編小説ということではありません。楼蘭は前漢、後漢の時代に匈奴との間あって、やがてその地を捨てて南の地へ移住となりました。楼蘭の民族はイラン系だったようです。楼蘭をはじめとして西域の人たちは、胡人といわれ、イラン、トルコ系の人たちだったようです。まだイスラム教はありませんから、宗教対立などはなく、仏教が主で、民族対立というところでした。後漢が倒れ、三国時代以降になると楼蘭は水に見放され砂に埋もれた都市となり、20世紀初頭までその存在は文献でしか残っていませんでしたが、失われた湖で有名なヘディンがその存在を明らかにしました。当時は楼蘭を支えたロプノール湖が戻りつつあったらしいですが、上流にダムができて今は消えた湖となっています。

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【8月23日】

2019-08-23 | 電子書籍
dマガジンでは休み期には専用の特別雑誌が出て、今年は追憶の寝台列車というもの。今は寝台列車はサンライズ出雲・瀬戸の運行しかなくなってしまいました。かつてはカシオペアという旅用の寝台列車が人気でしたが、新幹線の北海道延長でこれも無くなってしまいました。新幹線は便利ですが、旅情という点では飛行機と変わらない感じですね。景色はブンブン飛んで行って、防音壁やトンネルでそれすらもなかなか見えません。寝台列車のレールのつなぎ目からくるカタンカタンという音、駅できこえるポイントを渡る音などがまさに旅情です。四季島などという豪華列車がカシオペアの後を継いでいますが、定期列車でふつうに切符を買って乗ってこそ、という気がします。

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【8月22日】

2019-08-22 | 雑誌
本の窓9・10月合併号を読みました。足掛け7年連載されてきた一橋文哉の連載、もう時効だから、全て話そうかが今号で終了。振り返れば、いかにすさんだ事件が多かったことか。最近の特徴はプロの殺し屋の暗躍(東南アジアに日本の殺人を請け負う集団がいるらしい)と、自暴自棄の殺人があるとのことです。これからもすさんだ事件が無くなることは無いでしょうね。思うに、SNSなどのネット情報の氾濫が、地方に埋もれていた事件を表ざたにするようにしたと思うのです。IT時代以前にも子殺し、いじめ殺人などはあったのだけれど、ニュースになっていなかった。それが情報の集まる力が強くなって、統計も取れるようになって、愉快犯も増え、こういう社会になっているのかなと思うのですが。

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