活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【7月31日】

2011-07-31 | 単行本

鉄道全路線市営私鉄編の溜まっていた残り5冊を読みました。ネコの駅長というのはけっこう色々な路線であるのだということがわかりました。どこも路線を活発化させるのに苦労しているということです。それにしても今日は窓から涼しい風が入ってきて気持ちが良かったですね。でも明日から夏がじわじわと復活してきます。まぁ夏は夏らしくないといけませんね(暑すぎない程度に)。

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【7月30日】

2011-07-30 | 雑誌

この頃読んでいなくて積ん読だった鉄道全路線公営鉄道地方私鉄編を5冊ほど読みました。10冊も溜まっているので明日も読もうと思っております。鉄道といえばとりあえずJR、そして大手私鉄と来るわけですが、鉄道懐古趣味からいうと地方鉄道が一番ですね。車両はだいたい大手私鉄からのお古、さらに2代目のお古というところだし、駅舎も昭和レトロという感じのものがいっぱいあります。地方鉄道もそこに住んでいる人から見れば有名もへったくれもありませんが、こんな私鉄もあったのかというのがありますね。関西の人には申し訳ないですが、水間鉄道なんてのはその一つ。猫のタマが駅長をしている(執行役員だとか)ので有名らしいです。そしてなんと、うどんの杵屋の子会社だそうです。会社再建の際に名乗りをあげたのだそうで。杵屋のうどんの味がちょっと変わる感じがします。

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【7月29日】

2011-07-29 | 雑誌

新しく読み始めたのはその名もずばり岩波新書のコルトレーンです。この名前をしている人はジャズファンですし、知らなければそうでないということです。マイルスと並んで二大巨頭とでもいうのでしょうか(もちろんチャーリー・パーカーとかを挙げる人もいるでしょうが)。オーソドックスなジャズから始まり、マイルスの楽団で頭角をあらわし、その名を広めたのですが、やがてスピリチュアルな世界に入りフリージャズに昏倒します。惜しいかな39歳で肝臓癌で急死。60歳くらいまで生きていればどれほどの影響をジャズシーンに与えたのでしょうか。
と言いつつ、久しぶりに入った本屋で文庫本を3冊ゲットした後、鉄道ピクトリアム8月号を買って帰りの車中はそれを読んでいました。特集は車両入替でこれまた超マイナーなあるいはおたくな話題です。鉄道ファンとか鉄道ジャーナルでは決して取り上げられない話題です。かつて貨物鉄道が物流の花形であった時代、大きな貨物操車場であるいは地方の駅で車両をつなぎ替えたりしたのですが、そういうのを車両入替といいます。現在は貨物はコンテナになったので車両編成をばらして入れ替えるという作業は無くなりました。ちょっと懐かしい写真があったりする特集でした。

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【7月28日】

2011-07-28 | 文庫

開健の文学論を読み終えました。開健は小説家であると共に、特派員としてヴェトナム戦争を取材したり、その血肉の世界に疲れてアマゾンやユーコン川でナチュラリストのような体験をしてみたりと、活動的な人でした。今日、ますます言われていることですが、昭和の時代すでに開健は日本に真のジャーナリストはいないと看破しています。自らの脚と頭で取材しまとめ上げ、署名入りの報道をするという報道のあるべき姿は、日本にはないというのです。記者クラブで受ける大本営発表をそのまま記事にするだけという、節操のない現在は、原子力の報道にしてもその通りだと思います。開健の朋友だった谷沢永一氏が解説で、文学批評には3つの在り方があり、1つは研究者によるもの、1つは評論家によるもの、1つは小説家によるものというのですが、氏は小説家による評論が最も好ましいといいます。もちろんどの小説家でもいいというのではなく、戦前昭和期は川端康成のそれは最高のものだといいます。戦後は三島由紀夫。開健はその後を継ぐということです。開健はおびただしい小説を読破したそうですが、それは自分が作家になるための肥やしとして精読したのだそうです。この本に収まっている若い頃の評論は角が立っていて怖いほどですが、50歳も過ぎた頃は自然界に身を置くようになったことも一因しているのか、やや角が取れたような気がします。

「開健の文学論」開健 中公文庫

 

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【7月27日】

2011-07-27 | 文庫

開健の文学論はけっこう厚手の文庫本なのでなかなか進みません。開健の持論では作家は楽しみながら書いたのがいい作品だといい、夏目漱石などはこころとか行人ではなく猫と坊っちゃんがいいのだといいます。猫には以降の作品のエッセンスが実は全部詰まっているというのです。夏目漱石はだいたい読んだのですが(昔読んだのでかなり忘れていますが)、猫だけ読んでいないので読もう読もうと思いつつ今日に至っています。昭和50年代の評論まできました。

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【7月26日】

2011-07-26 | 雑誌

ビッグイシューという雑誌があります。イギリスから始まったホームレス支援のための雑誌なのですが、1冊300円で月2回刊行、ホームレスは自分を登録して路上で販売するのですが、1冊160円のマージンをもらえるそうです。街角で見かけたことがあるものの、買ったことはなかったのですが、今日は大きな交差点で信号待ちしていたらそこで売っていたので思わず買ってみました。雑誌は日本版でフクシマの特集でした。なかなかいい内容で、取材も独自取材で署名入りであり、大手週刊誌の訳のわからないフリーランサーのものよりもしっかりとしていて信頼を感じました。そうでなくちゃ2冊目を買いたいと思いませんよね。販売場所は雑誌に書いてあり(HPにも載っています)バックナンバーも置いてあるので、気になる特集号は販売人が運良く持っていればゲットできます。ボン・ジョビとかジョージ・クルーニーとかジョニー・ディップとか日本人では戸田恵子とか細野晴臣とかが特集されていますので、今度買う時に運良くあれば買ってみようかと...。街角で見かけて買ったことがなければ一度はおすすめです。薄いですけれど半分はカンパだし、1時間はかけて読めます。
開健の文学論も30Pほど進めました。

 

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【7月25日】

2011-07-25 | 文庫

開健の文学論を読み続けていますが、昭和39年当時のものまで読んできました。この頃の開健は金子光晴、スウィフト(ガリバー旅行記)に傾倒していて、ロシアものもドストエフスキーよりもチェホフなのだそうです。帰り道は乗っているJR路線の快速で人身事故があって、複線の各駅停車に乗って帰ってきたのですが、こういう時は劇混みになるので、本などはとても読めません。iPodを耳にさしてひたすら混雑に耐えていたのでありました。

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【7月24日】

2011-07-24 | 文庫

温泉(と登山)旅行の帰りのバスで、2人シートを独り占めできたので少しゆっくりと本を読めました。開健の文学論ですが、昭和35年まで読み進みました。一編一編は短いエッセイ的なものの集合なのですが、ところどころのものには非常にわかりにくい言い回しがあって、これが文学者の言い回しか、あるいは批評者の言い回しかという感じでちょっと斜め読みというところです。哲学の本を読むような読解力が必要ですが、そういうのを除けば面白いものも多く、ずんずんと読んでいます。

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【7月23 日】

2011-07-23 | 単行本
ちょっと旅行に来てます。バスの中で開高健の文学論を少しだけ読みました。ほんの少しだけです。
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【7月22日】

2011-07-22 | 雑誌

朝は本の窓8月号を読んで、帰りは開健の文学論を読み始めました。本の窓は亀和田武のエッセイと渡部潤一の天文学エッセイが面白いです。市川染五郎の歌舞伎の話も面白いです。開健は元々「衣食足りて文学は忘れられた!?文学論」というものの改題だそうです。昭和30年から平成元年までの開健の小説論が書かれています。

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