活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【4月30日】

2007-04-30 | 単行本
 クマムシは不死身というイメージが流通しているようですが、確かに自分もそんなことを聞いたことがあります。それはクマムシにとってはちょっと迷惑かもしれませんな。クマムシがそのようなことを言われるようになった理由として、樽といわれる状態になったときに高温や低温、放射線照射や乾燥を経て、水を与えられるとあたかも生き返ったかのように復帰したからそう思われたものといえるそうです。樽というのは乾燥に対して体を変化させて樽のように見える状態になったことを言うのですが、それも急激に乾燥させては死んでしまうし、普段だって食べ物を与えなければ死んでしまうし、つぶせば死んでしまう。決して不死身などではなく。放射線を浴びた後でも生き続けるかというとそういうことではないようです。そういう意味では地球最後まで生き残るのはゴキブリだと信じています。
 クマムシは見た目が非常にかわいくて、イラスト化すると受けること請け合いです。オホーツクの女王たるクリオネアが受けるならばクマムシは身近な熊もどきとしてかわいがられてもいいかもしれません。

「クマムシ?!」鈴木 忠 岩波科学ライブラリー
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【4月29日】

2007-04-29 | 単行本
 クマムシ?!を引き続き読んでおります。クマムシは昆虫でもなく節足動物でもなく軟体動物でもなくもちろん脊椎動物でもない小動物です。緩歩動物門という門を唯一クマムシだけで構成してる生き物です。塀についている乾いたコケなどにも生活しています。まぁどこにでもいるのですね。1mm未満の顕微鏡でないと見られないのですが、写真をみると結構愛嬌ある顔をしていると思います。6本足でゆっくりゆっくり歩く姿が緩歩動物門の由来のようです。産卵と脱皮で成長します。
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【4月28日】

2007-04-28 | 単行本
 連休初日にショッピングセンターの本屋をぶらぶらしていたら、この本屋はショッピングセンター内の本屋としてはとても大きな本屋だったので自然科学などの分野がちゃんとあって、そこをのぞいたらクマムシの本があったので思わずゲット。クマムシは放射線を浴びても死なないとか宇宙空間でも死なないとか言われる地球最強の生物と言われているのですが、されそれはいかにということで、クマムシに関する一般書としては初めての本といわれるクマムシ?!を読み始めました。
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【4月27日】

2007-04-27 | 選書
 元禄時代と赤穂事件を読了。柳沢吉保の記述を読みたかったのがこの本を買った動機ですが、将軍綱吉の吉安邸への御成りが58回もあったということが主な内容でした。この御成りはただ遊びに行ったというのではなく、将軍家への人材の補給のためであったり、もちろん息抜きもあったものの、別邸での政務打ち合わせ的な要素が多かったようです。その後の将軍でこのような御成りをした人は聞いていませんよね。後半に赤穂事件を取り上げて、歴史学者の観点からこの事件を論じています。総じて吉良の悪者振りが伝えられることが多いのですが、この事件は真相が闇の中で、当時から伝聞でしか浅野内匠頭の真意が伝わっていなくてすべてが推測であることがその後の芝居や小説の要素となっています。でもこの本では著者が学者であるということから、浅野が吉良に勅使供応の指導料としての献金(賄賂)をケチっていたことが底流にあると見ています。当時の習いとして指導料をとることは悪くはなかったのです。どうも浅野内匠頭の頭が固すぎたということが事件の発端ので、吉良一族も浅野藩士もいい迷惑をこうむったということでしょ。いい統領を持たないと配下の人間は苦労するわけです。

「元禄時代と赤穂事件」大石学 角川選書
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【4月26日】

2007-04-26 | 選書
 徳川五代将軍綱吉に仕えた柳沢吉保に興味があるのですが、歴史上の人物は数多く本になっているのに、この吉保だけは本にも小説にもなっていません。誰か書いてくれませんかーと思っております。しょうがないのでいわゆる歴史書を読むのですが、たまたま本屋で見つけた元禄時代とと赤穂事件を読み始めました。こういう風にたまたま見つけた本というのは、いかにアマゾンが便利でも本屋にしかできないことですねぇ。
 これもたまたま会社で見つけたコクピットイズムという雑誌がとっても面白かったです。乗り物の出版会社であるイカロス出版の雑誌ですが、いかにも男向けという感じがするのは、いろんな乗り物の操縦席の解説がメインの編集なのです。スペースシャトルから軽自動車、電車が載っていますが、特に電気機関車のEF60から続くシリーズを一気に紹介しているのが面白くためになりました(ためになるというのは実用ということではなくあくまで趣味上の好奇心が満たされたというだけです)。
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【4月25日】

2007-04-25 | 単行本
 植草甚一を読んでいるともっとお勉強、もっと読書、もっと音楽という気にさせられます。肩書きは評論家でありあきらかなエッセイを除けば評論が主なのですが、その評論は評論家の評論というよりも目線をもっと下げて読み手の立場で評論しているので評論文という感じがしなくて、そういうところが人気だったのかもしれません。植草甚一の研究は三分の二はそういうエッセイと評論が入っていますが、残りは映画とJAZZとアメリカ文学と評論という立場の人たちの植草甚一論となっています。亡くなって30年も経ちます。このネット社会で植草甚一はどう生きたのでしょう。

「植草甚一の研究」植草甚一スクラップ・ブック別巻 晶文社
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【4月24日】

2007-04-24 | 単行本
 フォーサイトの残りを読んで、本の窓も読んで、植草甚一の研究を再開。この人の本の収集は半端じゃないですよね。ニューヨークの古本屋にこもって20冊、30冊と気に入った本を買い集め、何百冊もの本をダンボールに詰めて日本に送ります。本屋を開業するために買い付けているような感じです。それを自宅でぱらぱらとやるのが至福の時なのでしょう。本は洋書だけではなく池波正太郎も好きで鬼平の単行本の解説を書いたりしています。そしてJAZZのレコードを聴きまくり、映画を観ているわけで、いつ買い集めた本を読んでいるのだろうと不思議になります。こちらはちょっと溜まった本が数冊積読になってなかなかその山が減りません。
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【4月23日】

2007-04-23 | 雑誌
 フォーサイトを読んでいました。迷走するJALについての記事が興味深かったですね。銀行団からも見放され気味のJALですが、その根拠としてバランスシートの中身にあります。巨額に達する航空機の購入に対して、100億円の予算を計上し10億円の値引きがあったとすると、普通は誰だって仕入原価の低減ということで処理するのですが、JALはその10億円を利益に付け替えていたというのですね。それによって業績を浮上させていたというわけです。さらに自社の状態を鑑みない労働組合のやりたい放題というのもJALの品位を落としている感じです。この際民事再生をして従業員一斉解雇のもと今はやりのディスカウント航空会社としてよみがえったらANAファンの自分としてもJALを使いたくなるかもしれません。

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【4月22日】

2007-04-22 | その他
 朝刊を丹念に読んで(特に健康欄を)から読み貯めてある地図中心の4月号を読みました。月島、佃島特集で、月島の美味いもの特集のページがあったので、思わず行ってみたくなりました。レバーフライというのが(もんじゃ焼きに次いで実は)ご当地の食べ物なんだそうです。大阪にある串揚げのようにして食べるらしいです。一度食べてみたいもんです。

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【4月21日】

2007-04-21 | その他
 春になると何か始めたくなることが多いのですが、昔からなんとか英語をものにしようと思いつつ、5月くらいにはしぼんでしまうことが常でした。ふらりと本屋に入って洋書コーナーが目に付いて、英検準2級から2級程度と帯されたアガサ・クリスティのそして誰もいなくなった(AND THEN THERE WERE NONE)を思わず買ってしまいました。確かにそんなに難しくない英語なので読めそうですが、とりあえず今日は3ページ。車の中でぱらぱら読んでいたら(案の定)眠ってしまいました。何日かけて読め終えるでしょう。いい睡眠薬になりそうです。
 コミックの医龍13巻。霧島軍司と朝田の確執の間にある伊集院のいき方に焦点が当たっていました。クレジットカードの雑誌GRAN5月号が来たのでめくっていました。スペインの酒シェリー酒の特集で、スペインの風景と料理がうまそうでした。

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