活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【10月1日】

2006-10-01 | 新書
 昨日は温泉につかって酒を浴びましてぐわーっと寝てしまいましたが、今朝は波音で目を覚まし(海岸そばのホテルに泊まったのでありまして)、露天風呂で朝風呂につかってきたあとは、しばしベットに横になって一昨日から読みかけていた新書を半分読んでしまい切りよく読了。
 ろくろ首の首はなぜ伸びるのか、を読み終えたのですがなにげに読んでいるとどこまでが科学的な事実を語っていて、どこからがジョークなのかがわからないときがありました。まず各項目では生物学の基本が解説され、例えば千と千尋の神隠しに出てくるお面をつけた妖怪のカオナシについては免疫学の話から始まり(それは正しく科学解説し)、次になぜ蛙を飲み込んでその飲み込んだ蛙の声でしゃべることができるのかということを(まじめ半分に)解説します、といった具合です。半身半馬のケンタウルスなどは小腸が100mあって肺と心臓を2個ずつ持っていただろうという推測などもあったります。
 まさに遊ぶ生物学で愉快でした。

「ろくろ首の首はなぜ伸びるのか」武村政春 新潮新書
コメント
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