活字日記

毎日読んだ活字系(雑誌、本、新聞、冊子)を可能な限りレポートします。

【2月28日】

2011-02-28 | 文庫

巨人たちの星を読了。ガニメデ三部作の最終巻ですが、一番SFらしいそしてスペースオペラの雰囲気もある作品でした。前2作の謎が一気に明らかになるのですが、地球を長年監視してきた異星人は人類の中に紛れ込んで歴史を操っていたというのは、どこかでも聞いたことのあるような発想です。隣人はひょっとして異星人かもしれない、それもインベーダーだ、という発想です。いずれにしても面白かったです。米ソ2大超大国が地球の中心であるというは80年代初頭に作られた作品ならではということになりますね。まさか30年後のことは想像できなかったか。科学の夢はいくらでも想像して書けますが、人の世界がどうなるのかは一番想像できないことでしょう。現在のアラブ情勢を見てもそれがわかります。

「巨人たちの星」ジェイムズ・P・ホーガン 創元文庫

 

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【2月27日】

2011-02-27 | 文庫

巨人たちの星を進めておりますが、今日は4分の1ほど読みました。まぁ何しろ今日は東京マラソン初出場でありまして、まさにお祭りの都庁を出発して都心をめぐりました。5回の大会で一番天候に恵まれたのではないでしょうか。スタート前の準備運動をしていたら、ちょうど目の前を出走するフジテレビのタレント軍団が歩いていきました。調整がうまくいったのか快調にタイムを稼げたものの、最後の2キロはぼろぼろにへばりましたが、自己記録を達成できました。ちなみに3時間16分44秒です。トップ選手とすれ違ったり、浅草寺雷門前の観光客の群集応援の中を走るのは、普段地方大会では味わえない感動でしたね。

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【2月26日】

2011-02-26 | 文庫

ガニメデの優しい巨人を読みえ終えました。地球人類の誕生の謎が惑星ミネルヴァとルナリアンとガニメアンとの関連、遺伝子工学との関係で解き明かされます。そして、地球で半年間人類と時をともにしたガニメアンが地球を離れることになった理由も明かされます。さらに、第三作へと話はつながってゆき、半分まで読んだ巨人たちの星となるわけです。闘争心を知らないガニメアンはかつて母星だったミネルヴァと地球との関係をどう理解するのか、物語は続いていくわけですね。

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【2月25日】

2011-02-25 | 文庫

ガニメデの優しい巨人を半分まで読みました。故郷の星ミネルヴァの危機を救うために旅立ったガニメアンの宇宙船は、太陽改造の実験に失敗して超光速で避難中、宇宙船の故障から(相対性原理によって船内では20年だけれど)2500万年後の世界にやってきて、木星の衛星ガニメデで人類と遭遇します。人類にとっても初めての異星人とのコンタクトであります。ソ連の存在とか喫煙習慣の存在とか笑えるところもありますが、SFらしい発想と描写がぐいぐいと読ませてくれます。ブラックホールを宇宙船の動力源にして、重力を自在扱う6本指のガニメアンというのがSF、SFしています。

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【2月24日】

2011-02-24 | 文庫

 昨日に続いて巨人たちの星を読んでいましたが、どうも話のつじつまが合わないと思っていたら、三部作のうちの二部作目を飛ばしていたことがわかりました。古本で二部作目と三部作目を手に入れたのですが、帯も無かったのでうっかり三部作目を読み始めてしまったというしだい。ということで急遽本を閉じて先に進まないことにしました。半分ほどいってしまい、結論はいかにまであともう少しのところでした。読むものがなくなったので、本屋に立ち寄り鉄道雑誌を手にとって、季刊jtrain春号を買いました。ちょっとオタクなコンテナ貨車特集です。乗り鉄でありますが、貨鉄でもあります(あんまり深くは知りませんが)。しかし、コンテナなんて普通だれも気に留めないしろもので、でも好きな人は徹底的にこだわって違いを見つけ調べていますね。趣味の世界は深く恐ろしいものです。

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【2月23日】

2011-02-23 | 文庫

先日久しぶりに読んだSF星を継ぐものの続編、巨人たちの星を読んでいます。火星と木星の間にかつて惑星ミネルヴァがあり、2500万年前にはこの星に巨人たちの文明がありました。この星のこの時期、二酸化炭素が増えてきて住みにくくなってきました。彼らはすでに星間航法技術を持っており、地球から原始哺乳類や植物を移植しました。彼ら自身は結局太陽系を脱出して別の恒星系に移住したのですが、残された哺乳類が進化を遂げて、人類と文明が生まれたのでした。しかし、この人類は二極に別れて戦争をしてミネルヴァを粉砕してしまいます。このとき壊れたミネルヴァから月が生まれ奇跡的に地球の引力に捉えられます。また残った破片は小惑星帯となります。またこの月から地球に向けて人類は旅立ち、苦労の末現人類となるのです。これが5万年前の話。21世紀の人類は木星の衛星ガニメデでミネルヴァから脱出した文明人、通称ガニメディアンの氷漬けの宇宙船を発見し、宇宙船の救助信号発してみたところ、ガニメディアンとコンタクトが取れたというところから話がスタートします。月の起源が惑星ミネルヴァでそれも5万年前の話という荒唐無稽の発想がSFらしくてかえっていいものですが、この一点だけでも突っ込みどころ満載です。しかし、21世紀中葉でもソ連が社会主義国のまま米国と2超大国として君臨しているというのはSFとしても違和感があって、さらに中国の発展なんてさらさら想像しなかったのでしょうね。

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【2月22日】

2011-02-22 | 新書

河口慧海のチベット旅行記、読み終えました。ラサで暮らしていくうちに、医者としての名声もたちダライ・ラマの侍従医にもなれようかといほどになりましたが、自称シナ人としてやってきた化けの皮が剥がれてしまいます。ラサを発つことを決意し、周囲の一部の人に別れを告げ、再びヒマラヤを越えてインドのダージリンを目指します。追っ手を気にしながら来るときとは違い公道を行き、5つの関所を奇跡的にくぐりぬけ、チベットを後にすることができました。しかし、慧海は無事にたどり着けましたが、ラサにで慧海をサポートした人たちは投獄されてしまいました。慧海は法王(ダライ・ラマ)に上書という弁明書を送ります。でも結局どうなったかは記されていません。慧海は無事日本に戻ります。痛快な旅行記でした。おススメですよ。白水社のもので読みましたが、講談社学術文庫でも出ています。

「チベット旅行記」河口慧海 白水uブックス

 

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【2月21日】

2011-02-21 | 新書
チベット旅行記下巻であります。数々の苦労の末、ようやくチベットの首都ラサに河口慧海は入ります。ダライ・ラマ13世にも謁見できただの修学の僧侶にしては(医学を少し心得ていたことから)別格の扱いを受けます。一方で、チベット人の生活については特に衛生面では閉口しています。なにしろ生まれてからこの方、服は一張羅、風呂にも入らない、トイレの後も拭かない(野外にして犬が食べる)、鼻水を袖でかんでてかてかになっている、食器も全然洗わずに使うというのです。体を洗っていると笑われるという習慣で(現在はどうか知りませんが)、いかに風呂に入らないかということを誇っているのだそうです。
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【2月20日】

2011-02-20 | 雑誌

20日というと多くの雑誌が発売になります。新聞にはTHE NIKKEI MAGAZINE がついてきて、これが毎月結構面白く読んでいます。今月の特集は東京圏異文化マップということで、最近増えてきた外人タウンの特集です。新大久保のコリアタウンはもう有名ですが、そこにはタイとバングラディシュもあり、西葛西にはインド人が多くヒンズー寺院が今度できるそうです。鶴見はブラジルタウン、下北沢はエジプト、横須賀はアメリカ、神楽坂はフランス、代々木上原はトルコ、平塚はベトナムといった具合だそうです。
ビックコミックオリジナルも発売日で読みましたね。

 

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【2月19日】

2011-02-19 | 雑誌
本の窓3月号を読んでカードの広報誌を読んでという一日でした。本の窓は天地人の火坂雅志の連載が始まりまして、秀吉の時代の博多商人が主人公のこの小説は今月が第二回ですが出だしから面白いです。
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