The Smashing Pumpkins
VJCP-25203
23 AUG 1995
http://www.smashingpumpkins.com/
世間一般の評価が最も高く、したがっていちばん売れたアルバムであり、その意味ではバンドの絶頂期であったと言える。2枚組全28曲というボリュームは圧巻で、聴き応え十分。みんなが口を揃えて言う通り、ピアノのインストから「tonight,tonight」のイントロが始まると、期待感は最高潮に達する。それはまさに歴史に残る瞬間である。その他にも「zero」とか「1979」とか名曲が目白押しなのだ。
ただ個人的には、この後の2作品の方が好きでよく聴いている。ちょうどこのアルバムがリリースされた後、バンドを廻る様々な事件が巻き起こって、勢いは完全に止められてしまった。ただ、その憂いのようなものを引きずった「Adore」の魅力は、それはそれで深い感動を伴っている。自分達の力ではどうにもならない無力感みたいなものは、勢いに任せて作り出すことはできない。世間の評価と個人の評価は必ずしも一致するものではないということを考えると、批評に頼り過ぎるのはいかがなものかと思う。
女性のベーシストってかっこいいよね。D'arcy Wretzky最高だ。
イハのギター(エフェクト音)を聴くと、
あぁ、スマパンだなぁ…と思います。
イハもダーシーもいない再始動は寂しい限り。ロバート・スミスがすなわちキュアーであるように、ビリー・コーガンがすなわちスマパンであるということなのか。
YouTubeで当時の映像を見ると、やっぱりかっこいいです。