football smile

the days turn into months and years

BOSS & KING

2010-03-24 | football
「この惑星の住人は、パッと咲いてパッと散る桜とよばれる花の潔さにあこがれている」

サントリー・ボスのCMに目が止まった。確かに、何事においても引き際というのは大切である。絶頂期で辞める美学。かっこいい。まだやれるのにもったいない。そんな風に惜しまれつつ去って行く。さぞかし気分が良いだろうと思う。まあ、憧れないことはないけれど、自分はもうとっくにその機会を逃してしまったよ。そんな折り、NHKのプロフェッショナルを見た。キング・カズ。フランスW杯直前に日本代表を外れるまでは余興だったと言う。そこからサッカー選手としてどう生きるか。サッカーの神様から与えられた過酷な試練を彼は生きている。絶頂期のプレーができなくなっても、現役選手を続ける。こういうのは果たしてかっこ良いのか悪いのか?正直よくわからないんだよね。でも、自分もまたグランドへ向かう。チームにとっては迷惑かもしれないけど、それでも試合に出てしまう。動きにキレはないし、キックは飛ばないし、若い相手FWに振り切られるし、毎回自分のプレーにがっかりする。それでもサッカーを辞めないのはなぜなのか?これまたよくわからないんだよね。もしかしたら、その答えがわかった時が辞める時なのかもしれない。そして、冒頭のボスのCMは、こう締めくくられる。

「この惑星には“しぶとさ”という美学もある」

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3 コメント

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Unknown (めだちゃん)
2010-03-25 22:31:17
旦那はカズと同じ年だから余計に気になるらしく
真剣な表情でその番組みてたよ。
もうプレーする側でなく応援する側に
なっちゃってるけどね。
私は好きだから続けるっていうのが
決断が潔よくてかっこよく思うなぁ。
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別に伝統的でもなんでもなくて (炎嬢戦隊)
2010-03-26 20:42:18
日本人が桜に潔さを重ねるようになったのは、明治以降の話らしいですね。それまで武士の象徴だったのは、風雪に耐える松だったとか。

世間でいうような美的・倫理的価値観は、その時代時代の社会的事情に影響されているもので、本質的な重要性はないもの。当人が納得できることが大事だと思います。
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Unknown (fs)
2010-03-28 11:02:49
めだちゃん
自分も怪我でプレーができない時期があったりしたので、少しでも続けたいという気持ちが強いのかもしれません。チームメイトも盛り立ててくれるし、まだ当分は辞めそうにありませんね。幸せなことです。

炎嬢戦隊様
コメントありがとうございます。
いよいよ来週からシーズン開幕ですね。納得できるまで応援してください。9番点を取れ!と声援お願いします。
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