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EC川崎vs神戸(等々力)

2004-11-16 | cup
第84回天皇杯全日本サッカー選手権大会4回戦
2004年11月14日(日)13:00キックオフ
等々力競技場
川崎フロンターレ 3-2 ヴィッセル神戸


今年10回目の等々力はどんより曇空で今にも雨が降りそうですが、そんなことは言ってられません。J2ブッチギリ優勝を果たした川崎がJ1のチーム相手にどれだけやれるのか?浦和のリーグ制覇の次に興味深いものです。

試合前の練習を見ていると、おおっ神戸にはキング・カズがいるではありませんか。かつてエースとして活躍したヴェルディ川崎のホームがここ等々力でした。神戸の控え選手としてやって来た今、はたしてどんなことを想うのでしょうか?しかし神戸はさすがJ1チームだけあって、カズの他にも藤本や平瀬、播戸など知っている選手がたくさんいます。「ここら辺がJ2のリーグ戦とは違うところだなあ」と変なところに関心していると試合が始まりました。

当然といえば当然ですが、これほどゲームを支配できない川崎を見るのは今シーズン初めてです。中盤でのパス回しや前線へのスピードは、やはり神戸の方が上であったような気がします。プレーのひとつひとつが正確で迫力があるのはさすがです。しかし川崎も十分互角に戦えています。神戸の攻撃をストッパーの寺田がことごとく跳ね返していると、久野と中村の両ボランチが徐々にゲームを作り始めました。我那覇、ジュニーニョ、マルクスの攻撃陣は相手がJ1だろうがなんだろうが関係なしに中央突破を仕掛けていきます。レギュラークラスの欠場で両サイドからの攻撃が今ひとつでしたが、それでも前半2点をリードしたのはなんと川崎でした。

後半早々にシステム変更した神戸に追いつかれますが川崎は1歩も引きません。そしてついにジュニーニョが勝ち越しゴール。その後神戸の猛攻をしのいだ川崎が勝利して5回戦進出を決めました。ウ~ム、やはり川崎の強さは本物だったのだ。しかもこの日は箕輪や伊藤宏樹、相馬、長橋、アウグストといったレギュラークラス7人をケガで欠いていたことを考えると、来シーズンJ1での戦い益々楽しみです。

結局J1の7チームが敗退した天皇杯4回戦ですが、チームの勢いや選手のモチベーションがこのような結果につながったのかもしれません。試合後のインタビューを読むとJ2やJFLの選手はみな「上のチームを倒す気合」のようなことを言っていたし、逆にJ1の選手は一様に「下のチームとのやりにくさ」を強調していたように思います。ただ神戸に勝った川崎と福岡に勝った浦和には、「勝つべくして勝った」貫禄を感じます。ちょっとひいきめかな。
コメント
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